共同研究・競争的資金等の研究課題

1995年 - 1995年

恐慌性障害患者の脳内乳酸に関する研究‐Functional ^1H‐MRS(磁気共鳴スペクトロスコピー)による測定‐

文部科学省  科学研究費補助金(奨励研究(A))  奨励研究(A)

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,100,000円
(直接経費)
1,100,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

平成7年度我々は、脳内に存在する乳酸を直接生化学的に測定できる唯一の非侵襲的方法であり、かつ近年臨床応用が急速に進んできている^1H‐MRS(磁気共鳴スペクトロスコピー)を用いて恐慌性障害患者及び正常被検者における脳内乳酸濃度を調べ、更に光刺激を用い視覚皮質を賦活化させることによって、両群における後頭葉領域の乳酸をin vivoで継時的測定し、脳内乳酸の産生及び代謝機構の障害の有無について検討を加える予定であった。そのためまず光刺激装置を自作にて作成し、正常被検者に関して、^1H‐MRSを用い脳内乳酸の検出を行った。しかし、脳内乳酸の検出に個体差があり、かつ我々と同じ結果となったとする報告が出ていることから、^1H‐MRSを用いた脳内乳酸の検出をあきらめ、^<31>P‐MRSを用いて、光刺激前後のクレアチンリン酸(PCr)及び脳内pHの変化を検討することに修正した。そのため本年度は正常被検者のみの測定となった。結果は、光刺激によって、PCrは低下し、

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/07770780.ja.html