2011年12月
与えられた動作を行う条件/事象ネットの最小実現
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. A
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- 巻
- J94-A
- 号
- 12
- 開始ページ
- 912
- 終了ページ
- 922
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
ペトリネットは離散事象システムの有力なモデルであり,その動作はトランジションの発火形態を表す半言語によって記述できる.したがって,離散事象システムの一つの設計問題として,システムの望みの動作を表す半言語が仕様として与えられたとき,この動作のみを行うペトリネットを構成する問題が考えられる.しかし,異なるペトリネットであっても,その動作が全く同じになることもある.ペトリネットを使って離散事象システムをモデル化すると,各プレースは事象の発生を促す条件に対応する.このため,同じ動作を行うネットであれば,一般にプレース数は少ないことが望まれるであろう.本論文では,プレースの容量が1であるC/Eネットを対象に,望みの動作のみを行うネットの中からプレース数が最小となるものを構成する問題をC/Eネット最小実現問題として定式化し,その性質を明らかにする.また,これの一つの実用的な解法を提案し,解法としての特徴を論じる.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008799224
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013345
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/023348531
- ID情報
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- ISSN : 0913-5707
- CiNii Articles ID : 110008799224
- CiNii Books ID : AN10013345