2016年10月
水道管路のセンシングデータを用いた漏水有無の判別分析
土木学会論文集G(環境)
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- 巻
- Vol.72
- 号
- No.6
- 開始ページ
- Ⅱ_187
- 終了ページ
- Ⅱ_194
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejer.72.II_187
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
水道管路の漏水防止対策に着目すると,高度な技術を有する調査員が,漏水音を聞き分ける方法で実施され,音の大きさ・高さ・音色を聞き分けていると仮定できる.近年,人材不足から技術力の継承が問題となり,今後は聴覚と経験による従来技術に代わる機械的な方法が必要となる.そこで本研究では,漏水有無の判別に有効な情報の明確化を目的に,異なる条件下で測定した漏水音データに関して,録音機で観測された波高値の時系列変化,並びにフーリエ変換した周波数スペクトルの特徴を分析した.判別分析の結果,漏水判別に有効な周波数領域は,DIPでは約1,000[Hz]~5,000[Hz],PEでは約500[Hz]~1,500[Hz]の範囲であることが示唆された.また,漏水箇所と録音機の位置関係や漏水量の多少が,漏水判別の精度に対して影響を及ぼすことが明らかとなった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejer.72.II_187
- CiNii Articles ID : 130005589425