2003年 - 2004年
広域農業システムモデルの構築に関する研究
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 15380178
- 体系的課題番号
- JP15380178
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 16,100,000円
- (直接経費)
- 16,100,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
静止気象衛星データから推定した日射量や地上気象観測データを入力することにより,コンピュータ上に広域にわたる作物生育の状況を再現する広域農業生産モデルの構築を目標として研究を行った。本研究は,新規に打上げられるMTSAT衛星の観測データを使用することを重点項目としたが,打上げ失敗等の影響で観測データが得られなかったため多少の方針転換を余儀なくされ,次の項目について研究した。(1)衛星データから求めた日射量とアメダス気象データの時別値メッシュデータを利用し,気象関係値推定モデルと作物生育モデルの結合によって,成育シミュレーションを行うことによる通常の技術水準における生育状況のマップ作成,(2)気象衛星データによる推定を外国へ適用するための基礎研究,(3)地上気象観測において観測点密度を高くすることによる農業生産に関する環境情報のモニタリングの精度向上,である。各項目の成果は以下のとおりである。(1)衛星データによる日射量の推定については,GMS可視データによる陸域用の日射量推定モデルに改良を加え,日積算値のRMS誤差を低減できた。アメダスの気象値を1kmメッシュに拡張し,気温・風速・日照時間の空間分布を求め,作物生育モデルの入力値として用いることにより作物生育の状況を再現し,誤差は10a当り65kgとなった。(2)渇水が農業生産を圧迫している中国の黄河中下流域において,水消費に強...
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- ID情報
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- 課題番号 : 15380178
- 体系的課題番号 : JP15380178