MISC

2000年

りん茎の高温遭遇がアリウム・コワニーの開花に及ぼす影響

園藝學會雜誌
  • 古平 栄一
  • ,
  • 森 源治郎
  • ,
  • 竹内 麻里子
  • ,
  • 今西 英雄

69
2
開始ページ
214
終了ページ
220
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2503/jjshs.69.214
出版者・発行元
園藝學會

ハウス養成球と露地養成球を用い, 7月1日から25℃で3カ月間貯蔵した後, 最低夜温を10℃に維持して栽培すると, ハウス養成球の方が開花が早く, 開花花序数も多かった.また, ハウス養成球であっても, 掘り上げ後25℃貯蔵開始までの期間をハウス内で貯蔵したりん茎では室内で貯蔵したものより開花が11日早く1月上旬となったうえ, 開花花序数も3本に増加した.ハウス養成球を5月上旬から25または30℃で0, 4, 8, 12週間貯蔵した後, 9℃で3カ月間貯蔵すると, 25℃で12週間もしくは30℃で4週間以上貯蔵したりん茎ですべての個体が花芽分化し, その発達段階は高温遭遇の程度が多いほど進んだ.ハウス養成球を用い, 5月上旬から25, 30, 35または35/25℃(昼/夜)で8週間高温処理した後, 25℃で3カ月間貯蔵した場合, 30℃および35℃貯蔵球は, 植え付け時の花芽の発育が最も促されたうえ, 12月下旬から3花序を開花させた.また, 30℃の期間を0, 4, 8, 12週間と変えた場合, 4または8週間処理区で植え付け時の花芽の発育と植え付け後の開花が最も促された.ハウス養成球を30℃で8週間処理後, 20℃で3カ月間貯蔵して10月上旬に植え付けると, 開花は11月下旬まで早められるが, 開花花序数は2本となり, 25℃で2カ月間, その後20℃で1カ月間貯蔵すると, 12月中旬から株当たり3花序を開花させることができた.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2503/jjshs.69.214
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001816382
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00025257
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/5312338
URL
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10469692
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010610252 本文へのリンクあり
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00066263104?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.2503/jjshs.69.214
  • ISSN : 0013-7626
  • ISSN : 1880-358X
  • CiNii Articles ID : 110001816382
  • CiNii Books ID : AN00025257

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