MISC

2001年

ピーナッツ(Arachis hypogaea L. )の側根基部に発生するロセット型根毛の構造

Root Research
  • 上田 英二

10, 135
4
開始ページ
135
終了ページ
137
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3117/rootres.10.135
出版者・発行元
Japanese Society for Root Research

ピーナッツ (Arachis hypogaea L) の側根基部にロゼット状に発生する根毛 (ロゼット型根毛) の構造を光学顕微鏡及び走査電子顕微鏡 (SEM) を用いて詳細に調べた. ロゼット型根毛は, 側根の長さにかかわらず, 基部から2-5mmの部位に発生し, その長さは2-3mmであった. 側根基部の縦断面切片は, 根毛細胞が多層性であることを示していた. 根毛は, 側根の最外層の細胞だけでなく, 2層目, 3層目の細胞からも形成されると考えられた. 根毛細胞の多層性はSEM観察によっても確認された. SEM観察では, 根毛が最外層の細胞を押し分ける様にして細胞間の裂け目から出ている像や, 最外層の細胞 (恐らく根毛細胞) が既に脱離したためと思われるくぼみがの下から (くぼみの下側にある細胞から) 根毛がでている像が観察された.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3117/rootres.10.135
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10009946434
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11272904
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00124671704?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.3117/rootres.10.135
  • ISSN : 0919-2182
  • CiNii Articles ID : 10009946434
  • CiNii Books ID : AA11272904

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