共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年 - 2013年

ナイロンの生分解とリサイクル

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
23656533
体系的課題番号
JP23656533
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

ナイロン薄膜を用いた新規分解活性測定系を開発した。薄膜では、酵素と基質との接触面積が反応中一定となるため、6ナイロン(工業製品)の薄膜が、ナイロン加水分解酵素NylCの濃度に依存した一定の速度で加水分解され、最終的には、全て可溶化することが分かった。さらに、ナイロンダイマーを分解するNylBを併用することで、モノマーへ完全分解可能な条件も見出すことができた。ナイロン微粒子を用いた場合でも、化学的限定分解を組み合わせると、モノマーへの変換収率が90%以上となった。66ナイロンに対する分解活性は6ナイロンの約50%であったが、炭素数の異なるモノマーを共重合させると分解性が向上した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23656533/23656533seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23656533
ID情報
  • 課題番号 : 23656533
  • 体系的課題番号 : JP23656533