2011年 - 2013年
超好熱菌の新規色素依存性デヒドロゲナーゼの探索と機能性電極素子への利用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
色素依存性デヒドロゲナーゼ(dye-DH)は、バイオセンサーの素子としての利用が期待できる。しかし常温菌由来の酵素は総じて不安定であり、応用開発は遅れている。一方、超好熱菌には安定性の高いdye-DHが存在する。本研究では、超好熱菌のゲノム情報に基づきdye-DHの探索を行った。その結果、新規D-フェニルアラニンデヒドロゲナーゼ、3タイプのD-乳酸デヒドロゲナーゼ、L-プロリンデヒドロゲナーゼ(LPDH)を見出し、これらの酵素化学的性質を明らかにした。さらに、LPDHについては結晶構造解析に成功した。また、数種の酵素を用いて電極に固定化し、センサー素子としての有用性を確認した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23560946
- 体系的課題番号 : JP23560946