1991年
ペプチド甘味料,L-アスパラチル-L-フェニルアラニンメチルエステルの各種果汁溶液中における安定性
日本家政学会誌
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- 巻
- 42
- 号
- 8
- 開始ページ
- 691
- 終了ページ
- 695
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11428/jhej1987.42.691
- 出版者・発行元
- 日本家政学会
L-アスパラチル-L-フェニルアラニンメチルェステル(アスパルテーム, APM)の各種果汁中における安定性について,果汁溶液に溶かしたAPMをアミノ酸分析計を用いたイオン交換タロマトグラフィーで分析することにより調べた.その結果,APMはキウイフルーツ,パインアップル,パパイアおよびメロンの各果汁溶液中で加水分解されることがわかった. とくに,メロン果汁溶液中では, APM 0.1%,果汁25%の条件下で約15時間でAPMは完全に分解した.パパイア果汁も高いAPM分解活性を示した.それに対して,オレンジ,温州みかん,グレープフルーツ, レモろ りんご,ぶどバいちごおよびマンゴの各果汁溶液中ではAPMは安定であった.キウイフルーツおよびパインアップル果汁溶液中でのAPMの分解産物は,レアスパラチ'トレフェニルアラニンであった.一方, パパイアおよびメロン果汁溶液中では,APMはその構成アミノ酸であるレアスパラギン酸とL-フェニルアラニンにまで分解された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11428/jhej1987.42.691
- ISSN : 0913-5227
- ISSN : 1882-0352
- CiNii Articles ID : 110003167429
- CiNii Books ID : AN10040097