2011年7月 - 2014年9月
汽水域のワイズユースを中核とした沿岸漁業の生態系機能モデル構築:三陸における水産資源の持続的利用のために
三井物産 環境基金 東日本大震災復興助成(研究)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 24,575,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
津波により未曾有の被害を受けた水産業の復興、特に 従来よりも安定したカキ養殖のしくみを、汽水域生態系 の有効な利用を提案しつつ構築する。 具体的には、三陸海岸の汽水域9地点を対象に、マガ キ天然個体群および種ガキの抑制に適した水域の検 索を行い、マガキの天然/人工採苗と養殖実験、トラッ プによるモクズガニ調査と飼育実験を進め、沿岸の活 用・管理に関する提言を毎年HP等で社会に発信する。 これにより、カキのみならず、沿岸の海藻とそれらを餌 とするアワビやウニ、汽水域で生育する魚種や、汽水に 特徴的なアサリやヤマトシジミ、そこで生活史の一部を 過ごすサケ、アユ、ウナギ、モクズガニなどの漁種の、 安定的で持続的な利用を可能とする三陸の沿岸管理 の方向性を提示する。
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