MISC

2007年8月

【消化器臨床医のための病理学 特殊染色を含めて】早期を中心とした大腸癌の病理診断 大腸粘膜内病変の組織型、粘膜下層浸潤癌の浸潤度および予後不良因子について

臨床消化器内科
  • 浜谷 茂治
  • ,
  • 久行 友和
  • ,
  • 塩川 章
  • ,
  • 池原 伸直
  • ,
  • 樫田 博史
  • ,
  • 工藤 進英

22
10
開始ページ
1319
終了ページ
1325
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
出版者・発行元
(株)日本メディカルセンター

大腸粘膜内上皮性病変は,性質の違いに基づき,異なる態度で増殖帯を形成する.増殖帯の同定には,Ki-67免疫染色が用いられる.大腸粘膜下層浸潤(SM)癌の浸潤度を判定する際に,desmin免疫染色が活用される.癌の浸潤に伴い,粘膜筋板の走行は不明瞭になる.筋板平滑筋線維束の残存をdesmin染色で確認すれば,仮想筋板線を想定できる.大腸SM癌の予後不良因子には,脈管侵襲や簇出がある.弾性線維染色と脈管内皮マーカー(CD34,CD31,D2-40)免疫染色は,脈管侵襲のより客観的な判定を可能にする.簇出とは,先進部で癌細胞が孤立性に,または,ごく少数単位で浸潤する所見であり,リンパ管侵襲やリンパ節転移に関係する.(著者抄録)

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