論文

査読有り
2017年

幼児の主体的な運動活動を支える指導者の役割

体操研究
  • 古屋, 朝映子
  • ,
  • 長谷川, 聖修

13
0
開始ページ
11
終了ページ
19
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.4107/gym.13.11
出版者・発行元
日本体操学会

幼児期には,主体的に多様な動きを経験することが必要である.指導者は,経験させたい動きが引き出される環境構成への工夫が求められるため,運動内容の直接的教示者ではない役割を担う必要がある.本研究では,保育所の5歳児を対象とした体操教室における,用具を使用した「自由な活動時間」に焦点を当てた.指導者である筆者が,多様な動きを引き出すことをねらった幼児への働きかけについて,エピソード記述を用いた脱自的省察をおこなった.幼児の運動環境は,指導者の活動内容に対する目的や意図だけではなく,幼児が作り出す環境との相互作用の中で構築されており,幼児・環境・指導者の間には,三項間の円環的相互関係が存在することが推察されるため,これらを一つのゲシュタルトとして捉えた上で考察する必要が示唆される.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.4107/gym.13.11
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006233658
ID情報
  • DOI : 10.4107/gym.13.11
  • ISSN : 1883-5872
  • CiNii Articles ID : 130006233658

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