2011年 - 2014年
分子疫学における環境発がん物質曝露および健康影響評価法の開発
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 23590754
- 体系的課題番号
- JP23590754
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 4,000,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
環境中の多環芳香族炭化水素類(PAHs)の曝露は、混合物曝露で発癌物質も多く含む。PAHsの発癌強度を反映した包括的な曝露マーカーを検出するため、製鉄工場作業者57名について横断面調査を行った。
15種のPAHs個人曝露濃度の測定はGC-MSで、尿中代謝物の測定はHPLCとLC-MSMSで分析した。その結果、11尿中代謝物を特定することができ、総PAHs曝露濃度と尿中2OHナフタレンが最も良く相関したが、発癌性がある7物質の発癌強度と曝露濃度から算出した総和 “Σ発癌強度PAHs”との関係をみると、尿中1OHピレンが最も発癌の強さを反映した曝露のバイオマーカーであることがわかった。
15種のPAHs個人曝露濃度の測定はGC-MSで、尿中代謝物の測定はHPLCとLC-MSMSで分析した。その結果、11尿中代謝物を特定することができ、総PAHs曝露濃度と尿中2OHナフタレンが最も良く相関したが、発癌性がある7物質の発癌強度と曝露濃度から算出した総和 “Σ発癌強度PAHs”との関係をみると、尿中1OHピレンが最も発癌の強さを反映した曝露のバイオマーカーであることがわかった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23590754
- 体系的課題番号 : JP23590754