2007年
ジヒドロキシベンジリデンアニリンおよびそのナフチル導入型アゾメチン系色素を配位子とするアルミ二ウムキレート錯体の合成と性質
色材協会誌
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- 巻
- 80
- 号
- 2
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 61
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4011/shikizai1937.80.57
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 色材協会
ジヒドロキシベンジリデンアニリンおよびそのナフチル導入型アゾメチン系色素を配位子とするアルミニウムキレート錯体を合成し, 置換基や骨格による熱分解性や溶解性, 吸収スペクトル, 蛍光性などへの影響を検討した。<BR>アルミニウムキレート錯体は, 種々の置換基をもつ配位子とジエチルアルミニウムクロリドの反応により, 金属と配位子1:1の錯体として得られた。アルミニウムキレート錯体は, 加熱により二量体などに変化し, 高い温度で分解することが推定された。キレート錯体の紫外可視吸収において, 極大吸収波長および吸収端は相当する配位子に比べどちらも長波長側にシフトした。置換基としてはニトロ基をもつキレート錯体が最も長波長シフトを示した。また, アルミニウムキレート錯体には蛍光性が見られ, 蛍光強度は相当する配位子に比べ著しく増加し, 置換基をもたないものに比べ置換基をもつとどの置換基でも増加した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4011/shikizai1937.80.57
- ISSN : 0010-180X
- CiNii Articles ID : 10018547136
- CiNii Books ID : AN00354634