2017年
高解像度台風モデルによる台風1330号の強度に関する将来変化と不確実性の感度実験
土木学会論文集B2(海岸工学)
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- 巻
- 73
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_1405
- 終了ページ
- I_1410
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/kaigan.73.I_1405
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究では,将来気候下における台風強度の将来変化とその不確実性の要因を定量化することを目的として,台風1330号を対象として,将来気候下の全球気候モデルが出力するパラメータ要素毎(海水面温度SST,気温T,風速UV,および,相対湿度RH)に高解像度台風モデルによるアンサンブル感度実験を行った.2090年代(SRES A1B)の将来気候下においては,SSTの変化により現在気候に比べ台風強度を-19.6hPa強め,Tの変化により+45.5hPa弱める結果となり,台風強度の平均的な将来変化に大きく影響していた.また,特にTやUVの不確実性が台風強度の将来変化の不確実性の増大に貢献していることも明らかとなった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/kaigan.73.I_1405
- CiNii Articles ID : 130006171807