2018年4月 - 2021年3月
高強度ガラス繊維と現場重合型熱可塑性樹脂複合材による自動車衝撃吸収部材の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 18K04637
- 体系的課題番号
- JP18K04637
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,290,000円
- (直接経費)
- 3,300,000円
- (間接経費)
- 990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
近年、自動車構造部材には軽量高強度なアルミ合金や熱硬化性樹脂をマトリクスとした繊維強化プラスチック(FRP)が利用されはじめている。特にFRP構造は炭素繊維強化プラスチックが応用されているが、リサイクルが困難で高価なため高級車への応用のみに止まっている。ハイブリット車や電気自動車が世界的なニーズになりつつある現在、軽量化と共に絶縁性やリサイクル性がますます問われることになるであろう。, 本研究では衝撃吸収性に優れ、安価で安定的な供給が可能な新開発の高強度ガラス繊維を強化材とし、成形性・生産性に優れた現場重合型熱可塑樹脂をマトリクスとする高強度衝撃吸収FRTP部材の開発を行う。開発するFRTP材は軽量性と衝撃吸収性において従来材を凌駕する性能を有し、ハイサイクル成形が可能なため優れた生産性と経済性を同時に実現でき、リサイクル性にも優れるため、自動車構造部材としての今後の応用が期待できる。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K04637
- 体系的課題番号 : JP18K04637