2005年11月
航空写真のフラクタル解析による市街地の形態分類及び変化領域の抽出
環境情報科学論文集
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- 巻
- 19
- 号
- 開始ページ
- 71
- 終了ページ
- 76
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
本研究では、実在する市街地を空中から撮影した航空写真のフラクタル解析を行うことによって、市街地の構造を定量的に評価し、その形態分類が可能であることを示す。また、異なる時期に撮影した同一地域の航空写真のフラクタル解析を行うことによって、市街地の変化領域の抽出を簡易に行う手法を提案する。結果として本手法は都市計画においける基礎資料を迅速に得るための有効な方法になり得ることを明らかにする。市街地を撮影した航空写真を対象とし、フラクタルシーケンスから求めた画像特徴距離の少数点以下2桁目の変化を用いることで、その形態分類が可能であることを明示した。また、異なる時期に撮影した同一地域の航空写真を用いて、目視では判別しにくい市街地の変化を検出できることがわかった。更に、航空写真を小領域に分割し、画像特徴距離及び光強度分布を求めることによって、その変化領域が抽出できることを確認した。
- ID情報
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- ISSN : 0389-6633