共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2019年3月

加熱焼成物を利用した土壌肥沃度改善方法の構築

科学研究費助成事業 基盤研究(c)

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円
資金種別
競争的資金

かつては徹底した、自然利用とリサイクルを誇った日本は輸入食材に溢れ、廃棄物の有効利用が緊急の課題となっている。廃棄物は「混ぜればゴミ、別ければ資源」であることから、各種廃棄物(輸入穀類、国内産農水産物、食品製造過程残渣)は単一素材から構成される貴重な資源であるばかりでなく、重金属、夾雑物の混入に関する問題も回避可能である。350℃以下の酸素供給制限下の温度条件で各種廃棄物の焼成物を調製し、焼成物、水抽出液の無機・有機物組成分析より適切な利用方法を確立する。さらに植物生育に対する効果を植物発芽試験、ポット試験より把握し、焼成物の適切な製造、利用方法を提言する。都市近郊農業における地産地消の持続的かつ安定なバイオマス有効利用の技術の確立を追究する。