精密さが要求される歯科治療のために、手元のスイッチで自在に広角から拡大まで術者が鏡面像の倍率を変更できるデンタルミラーを開発した。開発した倍率可変デンタルミラーは、対象物との距離が1cmの時の倍率は、広角時で0.90倍、拡大時で1.12倍、2cmで、広角時0.82倍、拡大時1.28倍であった。拡大時に歪みが出やすいが、一つのデンタルミラーで、作業中に手元で術者が状況により倍率を変更できることは、より効率の高い作業の一助となる。