1988年 - 1994年
近代建築における様式創造と建築論的思惟をめぐる諸問題 (東京大学博士学位請求論文へ)
- 資金種別
- 競争的資金
再び法政大学での意匠及び制作論・空間論に立ち帰り、東京大学での日本近代建築(史)論と京都大学の建築論・建築原論を架橋しつつ止揚するロゴスの探究を試みる。前者を総体としてのアポリアと把捉し、そこに内在するミュートスの構造を切開しつつ、後者をしてディアレクティケーの実践とし、メソドスあるいはノエーシスとしての様式創造への魂との邂逅を待ち望む建築論的思惟について、そのミーメーシスとしてのロゴスの力動について探究する。また、学問としての建築論と当為としての建築論の境界をどのように越えていくかが深刻に問われた。
もって、東京大学博士学位請求論文とする。
もって、東京大学博士学位請求論文とする。