2002年
タスク分析に基づく看護婦勤務表作成支援システムのユーザインターフェースの開発と評価
人間工学
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- 巻
- 38
- 号
- 5,261-271
- 開始ページ
- 261
- 終了ページ
- 271
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5100/jje.38.261
- 出版者・発行元
- Japan Ergonomics Society
現在, 看護婦勤務表は, 婦長や主任が手書きの表を利用して作成するのが一般的である. 勤務表は, 看護の質だけでなく看護婦の生活パターンや収入にも影響することから, 作成者は毎回気を配りながら長時間かけて作成している. この負担を軽減するため, 本研究では, ユーザがコンピュータの操作に煩わされることなくスケジューリングに専念できるような支援システムの開発を目的とした. 前の研究で行った手書きによる現状作業のタスク分析から, 既存の支援システムにはなかった人間の思考作業に役立つ四つのユーザインターフェース機能が明らかになっている. さらに今回は, このタスク分析で得られた勤務表作成作業を, 思考を伴うか否かによって人間と機械に割り当てた. これらのタスク分析結果を基に支援システムを開発し現場のユーザに評価してもらったところ, 実際に実行できる勤務表が作成でき, 特にタスク分析結果を基に設計した機能に高い評価が得られた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5100/jje.38.261
- ISSN : 0549-4974
- CiNii Articles ID : 130003872247