論文

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2019年11月

車載ヘッドアップディスプレイの好ましい表示位置,表示サイズ,表示色,およびそれらの走行環境依存性

映像情報メディア学会誌
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  • 窪田悟
  • ,
  • 菊田勇人
  • ,
  • 中村芳知
  • ,
  • 龍智明

73
6
開始ページ
1160
終了ページ
1167
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.3169/itej.73.1160

車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)の速度表示とナビ表示を対象として,ドライバにとって好ましい表示位置,表示サイズ,表示色,およびそれらの走行環境依存性について実験的に検討した.実験参加者は運転免許を所持している学生25名であった.好ましい表示位置は,速度表示,ナビ表示ともに俯角の最頻値で高速道路約5゚,市街地7゚~8゚,市街渋滞8゚~9゚であった.好ましい表示サイズは,走行環境依存性がなく,文字の視角サイズで速度表示約90分,ナビ表示約60分であった.好ましい表示色は高速道路条件で実験した.速度表示は高彩度緑,高輝度白,高彩度アンバー,ナビ表示は高彩度緑が他の色より有意に評価が高かった.いずれも路面との色差(CIEDE2000)と有意な相関が認められた.車載HUDの実装にあたっては,走行環境,表示情報の有用性,ドライバの運転経験を総合的に考慮する必要があることを示した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3169/itej.73.1160
ID情報
  • DOI : 10.3169/itej.73.1160
  • ISSN : 1881-6908
  • ISSN : 1342-6907

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