基本情報

所属
山形大学 医学部 医学科 生理学 教授
RIKEN Brain Science Institute research fellow
学位
医学博士(山形大学)

研究者番号
80173384
J-GLOBAL ID
200901022807171757

外部リンク

私は山形大学医学部生理学講座で、海馬神経細胞およびグリア細胞に関する神経生理学研究に参画しています。脳切片を用いて電気生理学的手法により、海馬神経でのシナプス可塑性の性質についてを主研究領域としています。最近は共焦点レーザー顕微鏡を設置して、形態学的変化とシナプス可塑性、とくに、depotentiationとの関連についての研究を開始しています。また、グリア細胞活動がシナプス可塑性にどのように関与するか、を副研究領域としています。さらに、学習行動実験を取り入れて、海馬depotentiationが学習行動にどのような意味をもつのか、を検討しています。
私は秋田大学医学部を1984年に卒業してしばらくは、脳神経外科学を学んでいました。そこで私は、外傷後に発症したてんかんの患者で記憶障害が顕著な症例で海馬脳波を計測して、脳のリズムと記憶に関して興味を持ちました。とくに、頭部外傷で受傷後に“一旦獲得した記憶が遡り消去される・Retrograde amnesia”を細胞レベル研究したいと考え、それが海馬CA1ニューロンでのdepotentiationという現象を発見した切っ掛けになりました。そして生理学講座の教員として神経生理学研究の世界に足を踏み入れたのです。
一方で、環境物質である重金属や有機溶剤などが内分泌かく乱物質として脳機能に影響するのではないかとか考えるようになりました。労働衛生学や産業医学では労働環境が劣悪な場合はしばしば脳障害が発生していたのです。そして、労働生理学研究および産業医学研究にも従事するようになりました。労働衛生コンサルタント試験に平成13年度に合格して労働現場を実際に検分する機会を得たことも大きな原動力になりました。この分野でも幾つかの論文報告を行っています。
山形大学での教育分野は、生理学講座教員として医学部医学科学生には生理学講義・実習を行い、大学院学生には研究指導を行っています。山形大学環境保全センター教員としては環境保健学の講義を行っています。
傍ら、山形大学健康管理医、山形大学産業医および山形大学環境保全センター長および山形労働局労働衛生指導医として学内運営および学外社会的活動に参画しています。

学歴

  2

論文

  67

MISC

  13

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  5

所属学協会

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  15