2016年10月1日
埋設深2mのアースチューブに関する冷却及び加熱効果 高岡市のコミュニティ施設における通年実測調査
日本建築学会技術報告集
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- 巻
- 22
- 号
- 52
- 開始ページ
- 1035
- 終了ページ
- 1040
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.3130/aijt.22.1035
- 出版者・発行元
- 日本建築学会
本論文は,富山県高岡市のコミュニティ施設に設置したアースチューブを対象として,外気及び吹出し空気に関するほぼ1年間の実測調査を行い,夏期の除去熱量・冬期の取得熱量を推定して,埋設深さ2mで総配管長が約125mのアースチューブを北陸地域で適用した場合に得られる,冷却及び加熱効果を検討したものである。アースチューブによる冬期の取得熱量は,12月,1月ともに1360MJ/月前後で,そのほとんどを顕熱分が占めた。一方,夏期の除去熱量は7月に-1772 MJ/月となるなど冬期と比較して値が大きく,内訳としても潜熱除去が顕熱除去を上回るという特徴があることを明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3130/aijt.22.1035
- ISSN : 1881-8188
- ISSN : 1341-9463
- SCOPUS ID : 84992390382