
鍋島 直樹
ナベシマ ナオキ (Naoki Nabeshima)
更新日: 2020/04/20
基本情報
- 所属
- 龍谷大学 文学部 真宗学科 教授
- (兼任) 人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター
- 学位
-
文学修士文学士 龍谷大学文学修士 龍谷大学大学院修士課程
- J-GLOBAL ID
- 200901005037666432
- 外部リンク
専門は真宗学、親鸞浄土教の生死観と救済観、ビハーラ活動研究。死の前で不安を抱える人々、愛する人と死別して悲しみに沈む人々の心を理解し、生きる力を育むような仏教生死観と救済観の研究教育をつづけていきたい。
1995年1月17日、阪神淡路大震災を経験し、日本全国、世界中の方々からあたたかいご支援を頂いたことを忘れたことがない。2011年3月11日、東日本大震災を知り、何か突き動かされるような気持ちになって、東北の被災地を震災直後から41回訪問(2020年時点)した。実際には、支えたい自分自身が、被災地の方々の優しさや笑顔に支えられた。遡ると2004年から、宮沢賢治記念館や宮沢家と交流し、宮沢賢治が『雨ニモマケズ』の詩の中で、「行ッテ」という言葉を大切にしていたことを学んだ。「行ッテ」、それは行動することの重要性、身が寄り添う時に心も寄り添うことになることを教えている。そこで東日本大震災では、宮沢家と共に、宮城県南三陸町の伊里前小学校、歌津中学校、南三陸町長佐藤仁町長、故遠藤未希さんのご両親などに賢治直筆の額を届けた。また、金子みすゞの『星とたんぽぽ』の詩集を届けて一緒に朗読した。突然の大津波で家族を亡くした方々の悲しみと無念さを忘れず、被災者から学んだ大切なことを語り継いでいきたい。無常の悲しみがあるから人と人は支えあい、無常の変わりうる世界であるから支えあえばきっと復興する。そうした意味を仏教は指し示しているだろう。
経歴
7-
2010年4月 - 現在
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2017年4月 - 2021年3月
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2003年4月 - 2010年3月
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2000年4月 - 2003年3月
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1996年4月 - 2000年3月
学歴
4-
1983年4月 - 1986年3月
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1981年4月 - 1983年3月
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1977年4月 - 1981年3月
委員歴
22-
2019年2月 - 現在
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2016年2月 - 現在
-
2014年9月 - 現在
-
2010年4月 - 現在
受賞
4論文
125-
世界仏教文化研究論叢 (58) 67 - 105 2020年3月 査読有り
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真宗学 (141/142) 15 - 37 2020年3月 査読有り
-
日本医師会雑誌 148(1) 63 - 66 2019年4月 査読有り
-
真宗学 (140) 1 - 24 2019年3月 査読有り
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龍谷大学世界仏教文化研究論叢 (52) 99 - 122 2019年3月 査読有り
MISC
54-
ナーシングビジネス 14(3) 18 - 20 2020年3月 査読有り
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文化時報 (7) 80 2020年1月
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日本仏教学会年報 (84) 395 - 403 2019年8月 査読有り 招待有り
-
文化庁 宗務時報 (123) 1 - 14 2019年3月 査読有り 招待有り
-
文化時報 2019新年号 6 68 - 69 2019年1月 招待有り
書籍等出版物
60-
方丈堂出版, オクターブ 2019年2月 (ISBN: 9784892312052)
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本願寺出版社 2014年 (ISBN: 9784894160934)
-
フェリシモ出版 2013年3月11日 (ISBN: 4894326809)
-
2012年11月
講演・口頭発表等
17-
第23回日本看護管理学会 2019年8月24日 招待有り
-
実践真宗学研究科設立10周年国際シンポジウム 2018年5月30日
-
京都府医師会研修 2018年2月17日 招待有り
-
天台宗教師安居会 2017年8月28日 招待有り
-
日本医師会第ⅩⅤ次生命倫理懇談会 2017年5月26日 招待有り
所属学協会
10Works(作品等)
16共同研究・競争的資金等の研究課題
4-
六角仏教会 奨学基金研究助成金
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文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
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文部科学省 私立大学学術高度化推進事業オープンリサーチセンター整備事業
-
科研基盤研究(C) 日本学術振興会科学研究費助成事業