論文

1996年11月11日

脱都市型社会移動にみる文化的価値の変還 -アメリカと日本-

『大阪学院大学通信』
  • 菅 康弘

27
5
開始ページ
67
終了ページ
88
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
大阪学院大学通信教育部

アメリカと日本における脱都市社会移動を比較し、移住者の社会的性格、および日本において1980年代以降隆盛しているIターンの背後にある社会的価値の変化から、田舎志向・自然志向を支える family と masculinity を分析する。70年代との90年前後との比較では、ヘービーデューティーな「男らしさ」からソフトな「家族らしさ」へと時代の焦点は移り変わっている。それらはIターンを取り上げる雑誌の性格によくあらわれており、自然と家族という観点が現代社会の主要関心であることを反映している。

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