書籍等出版物

1994年2月

幻想のディスクール―――ロマン派以降のドイツ文学

  • 木村 英二
  • ,
  • 荒木 英行
  • ,
  • 松井 勲
  • ,
  • 三谷 研爾
  • ,
  • 山本 佳樹

担当区分
共著
出版者・発行元
鳥影社
総ページ数
担当ページ
第4章 幻想の迷宮 415ページ~436ページ
記述言語
日本語
著書種別
学術書

第四章「幻想の迷宮」において、論文「エンデの『はてしをい物語』」を執筆した。 この論文において、ヴォルフガング・マイスナーの論文「玄プ想的をもの」を参照しつつ、ミヒヤエル・エンデ『はてしか、物語』を幻想児童文学として位置づけた。そして、この作品における幻想的をものが以下のようを特質を持つことを、作品にそくして論証した。すなわち、三次元的を直線的空間時間構造ををす現実平面に向かって、三次元とは異質の円環的時間空間構造ををす空想平面が接近し、両平面が主体である点において接点を形成する。このとき幻想的をものが発生するのである。