2018年7月31日
骨硬化を伴う肘頭疲労骨折に対する治療経験
日本整形外科スポーツ医学会雑誌
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- 巻
- 38
- 号
- 4
- 開始ページ
- 253
- 終了ページ
- 257
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本整形外科スポーツ医学会
骨硬化を伴う尺骨肘頭疲労骨折の硬式野球部男性選手2症例(16歳,21歳)に対する硬化骨の掻爬,海綿骨移植の術式により,競技復帰を果たした治療経験を基に手術方法の有用性を考察した。骨硬化を伴う肘頭疲労骨折は,保存治療や金属インプラントによる内固定法では骨癒合が困難であるため、本法では肘頭背側を開窓し,硬化骨を掻爬,自家骨移植により,骨融合を得た。本方法は生物学的治癒が期待され,有用な方法である。