KITANO Yuji

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Name
KITANO Yuji
E-mail
kitanoint.osaka-sandai.ac.jp
Affiliation
Osaka Sangyo University
Section
Faculty of International Studies, Department of International Studies
Job title
Professor
Research funding number
70177856

Research Areas

 
 

Education

 
 
 - 
1977
Faculty of Laws, Kyoto University
 
 
 - 
1985
社会学, "Graduate School, Division of Human Science", Osaka University
 

Published Papers

 
Yokoi Shonan and Shokyo:Why the Captaers of "Nitensanbo" are Emphasized in his Political Thought?
北野雄士
大阪産業大学論集 人文・社会科学篇   (23) 25-43   Feb 2015   [Refereed]
本論文は横井小楠がなぜ『書経』の中で特に堯や舜という古代中国の神話的皇帝の描かれている諸編(「二典三謨」)を重視したのかを考察し、その諸編が君臣間の率直な討論及び徳性と能力による後継者選抜の物語を含み普遍的で開かれた政治理念に立脚しているからであると結論づけたものである。
Yokoi Shonan and "Kinsiroku(Reflections on Things at Hand)"and On His Acceptance of the Idea of Sandai(Three Dynasties)"
大阪産業大学論集 人文・社会科学篇    (19) 83-104   Oct 2013   [Refereed]
横井小楠の政治理念の基軸をなす「三代の理念」の形成に朱子・呂祖謙編の『近思録』の精読が与えた影響を、両者に共通な考え方や用いられている語句に基づいて考察した論考。
Yokoi Shonan's development and Reformulation of the Idea of Sandai("Three Dynasties")
Kitano Yuji
Osaka Sangyo University, Journal of Human Enviromental Studies   (12) 1-23   Mar 2013   [Refereed]
横井小楠の三代理念について、30代までの前期と40代以降の後期との間の連続性と非連続性を考察した論文。修養に基づく仁政という大原則には変化はないが、後期になって西洋文明との接触や越前藩で殖産興業に関与したことなどによって、その政策論は近代国家にふさわしいものに変化した。
横井小楠と『南朝史稿』-「一心之公私」論による後醍醐天皇批判-
北野 雄士
横井小楠と変革期思想研究   (5) 50-67   Jul 2010
本稿では、横井小楠が30代から40代初めに書いた漢文「南朝史稿」(未完)について、①執筆動機、②込められたメッセージ、③小楠の為政者論の中での位置を考察した。その結果、①について、南朝の忠臣への敬慕、後醍醐天皇批判を、②について、内部抗争が収まるかどうかは藩主の心次第という、水戸藩士へのメッツセージを、③について、「南朝史稿」の「祖宗之天下」-「一身之私」の枠組と、30代半ばの「三代」-「私智」の枠組との類似性を指摘した。
The Real Government Originating in Spiritual Purity : The Political Thought of Yokoi Shonan and the Samurai's Influence on Him
大阪産業大学産研叢書   (24) 135-164   2005
 幕末の危機的状況の中で、儒学に行動の指針を求めようとした肥後藩士横井小楠が、三人の武士出身の儒者、熊沢蕃山、大塚退野、平野深淵から受けた影響を考察した論文。小楠は、蕃山からは誠意の工夫という自己修養に基づく統治、退野からは聖人の教えに対する信心の重要性、深淵からは時勢に応じて堯舜の道を実現すべきことを学んだ。小楠は聖人の道の真理性を確信し、修己治人の思想の基づいて、幕末の流動的状況に柔軟に対処しようとした。

Misc

 
The Formulation of the Idea of "Three Dynasties" in Yokoi Shonan's Thirties
Kitano Yuji
Journal of Osaka Sangyo University   (16) 35-57   Oct 2012   [Refereed]
本論文では横井小楠が夏、殷、周の治世を理想とする三代の理念をどのように形成し、なぜ30代半ばにこの理念を唱えたのかを考察した。三代理念提唱の思想的契機としては、小楠が天保14年肥後藩士と始めた『近思録』会読が考えられる。『近思録』は、己を修めて先王の道を天下に及ぼすという三代の理念を、北宋の大儒の言葉を通じて強調する。社会的背景には、天保10年以降の肥後藩における米価下落や天保14年の台風災害による民衆の窮乏がある。
「人に忍びざるの政」を目指して-横井小楠の政策論と『孟子』引用
大阪産業大学人間環境論集   (9) 23-40   Mar 2010   [Refereed]
幕末における肥後藩改革派の理論的指導者であり、越前藩政や幕政にも深く関与した横井小楠は30代以降、政策論や書簡の重要な箇所で、孟子の言葉を引用している。小楠が孟子のどのような言葉を引用したかを調べ、孟子の思想のどのような側面に共鳴したかを考察すると、為政者は民衆の生活苦に触れて生じるあわれみの心を政治に拡充して、民衆をいつくしむ政治を行わなければならないという仁政思想を特に受容していたことが分かる。
The Mito Ideology and the Samurai Class in the Late Tokugawa Period : On its Acceptance and Criticism by Yokoi Shonan
Kitano Yuji
Osaka Sangyo University Journal of Human Environmental Studies   (7) 43-65   Jun 2008   [Refereed]
本論文では横井小楠と水戸学の関係を考察した。小楠は20代水戸学的な尊王攘夷思想の傾向があったが、30代以降水戸学の形式的な歴史叙述を批判し、朱子学の立場から神道を根本とする水戸学との違いを自覚していた。ペリーが来航した45歳の時には一時攘夷を唱えたが、その後西洋文明を学び、開国して西洋文明を摂取して国力を高め、平和国家を目指すべきだと考え、表面的な武力の充実と節倹を主張する水戸学を批判するようになった。
鳥取県の地方議員
居安正、春日雅司、依田博、北野雄士
49-68   1985
 文部省科学研究費助成調査報告書:本調査報告は、鳥取県下の地方議員を対象とするアンケート調査の概要である。第4章は地方議員の集票行動を扱っている。調査結果を統合すると、地方議員はまず親族、地区組織、友人などの身近な人間関係に基づいて集票し、それでも当選できない場合、政党、商工団体、農業団体などの既存の組織に支援を求めたり、後援会を組織したりしていることが明らかになる。

Books etc

 
変化を生きながら変化を創る
北野雄士 (Part:Editor)
法律文化社   Mar 2018   ISBN:978-4-589-03905-7
日本の社会と文化 (社会学ベーシックス10)
北野 雄士/井上 俊/伊藤 公雄他 (Part:Joint Work)
世界思想社   Sep 2010   
The Samurai in the Tokugawa Period and Its Nationalizm
平成12~15年文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書   2004   
江戸時代、水戸学や国学において「万世一系」の天皇家の存続に基づく自民族中心主義が唱えられ、武士層にも需要されて幕末、維新期、意志後の政治に多大な影響を及ぼした。横井小楠は、最初水戸学の影響を強く受けたが、後に安寧で豊かな民衆生活と平和な国際秩序の実現を目指す「三代の道」の視点を獲得して水戸学から脱却した。本報告書は、小楠における自民族中心主義の克服過程を跡付けることを通じて、近世武士層とナショナリズムとおいう問題の一局面を解明しようとしたものである。
文化環境学のスペクトル
河井徳治、手島勲矢、浅井伸一、北野雄士、原田一美、井口秀作、リングホーファー・マンフレッド、木村英二
三修社   Mar 2004   
幕末の志士横井小楠原理主義的ともいえる儒教徒でありながら、なぜ激しい時代の流れに柔軟に対応し、新たな日本の枠組みを構想しえたのかという問題を解明するために、近世儒教徒文化との生涯にわたる関わりと、時の課題であった西洋に対する態度に着目した論文。小楠は熊沢蕃山、大塚退野、平野深淵から深い影響を受け、豊かで平和な民衆の生活を何より重視する理念を確立し、過去に囚われず西洋文明を導入することでその理念を実現しようとした。

Conference Activities & Talks

 
「南朝史稿」における後醍醐天皇批判とその後の為政者論
Kitano Yuji
横井小楠と変革期思想学会   12 Sep 2010   
幕末武士層による水戸学受容と明治維新 -尊王敬幕の水戸学から倒幕派が生まれた逆説を巡って
北野 雄士
関西社会学会   24 May 2008   

Association Memberships

 
 

Research Grants & Projects

 
近世武士層とナショナリズム
Project Year: 2000 - 2003    Investigator(s): 北野 雄士