2015年12月
室生犀星の昭和十二年前後ーー小説『大陸の琴』を中心に
追手門学院大学国際教養学部『アジア学科年報』
- 巻
- 号
- 9
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 26
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- アジア学会
犀星の生涯に唯一の外国旅行となった「満州旅行」、その旅行をめぐる経緯とその旅行の目的でもあり、産物でもある小説『大陸の琴』を精読し、ちょうど盧溝橋の衝突に始まる日中戦争、その前後の時期の犀星の文学と時代に対する認識をあとづけた。