2007年3月
糖尿病併発高血圧患者の動脈硬化度評価における頸動脈内膜肥厚の有用性,脈派伝播速度との比較
第71回日本循環器学会学術集会
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- 主催者
- 第71回日本循環器学会学術集会
- 開催地
- 神戸
目的:糖尿病と高血圧は動脈硬化の危険因子で,併発すると心血管疾患発症の危険性は相乗的に増加すると言われている.ところで,頸動脈内膜中膜肥厚(IMT)と上腕足首脈波速度(baPWV)は,動脈硬化の指標であり,これらも相乗的に増悪するか否かを調べ,糖尿病高血圧併発患者おいて,動脈硬化の進行度の指標となり得るかを検討した.
結果:糖尿病と高血圧が併発すると,maxIMTは相乗的に増悪したが,baPWVは相乗的な増悪を認めなかった. 結論:糖尿病高血圧併発患者において,maxIMTは baPWVと比較して,動脈硬化の進行の程度をより一層反映する指標であることが示唆された.
結果:糖尿病と高血圧が併発すると,maxIMTは相乗的に増悪したが,baPWVは相乗的な増悪を認めなかった. 結論:糖尿病高血圧併発患者において,maxIMTは baPWVと比較して,動脈硬化の進行の程度をより一層反映する指標であることが示唆された.
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