論文

2007年12月

Usefulness of the Morris water maze test for developmental neurotoxicological studies-- Comparison of the Biel water maze test and the Morris water maze test --

Acta Medica Kinki University
  • 松尾 拓哉

32
2
開始ページ
47
終了ページ
56
記述言語
英語
掲載種別
出版者・発行元
近畿大学

モリス型水迷路試験とビール型水迷路試験は、行動薬理学における脳障害の評価方法として広く用いられている。我々は、この試験法を用い、脳卒中易発症ラット(SHRSP)、高血圧ラット(SHR)と通常血圧ラット(WKY)について、空間学習能への影響について双方の試験装置を用いて比較検討を行った。15週齢SHRSP、SHRおよびWKYラットを用いた。モリス型水迷路試験では、SHRSPの自由水泳軌跡は、水迷路全域に及んだが、SHRとWKYは、脱出点が存在した区画に偏っていたことが示されSHRSPの空間学習能獲得の低下が示された。ビール型水迷路試験では、SHRSPの学習能力は低い値を示したが、ビール型迷路試験による結果は、誤試行による水泳距離延長とラットの水泳持久力の影響を受けることが示唆された。以上のことより、モリス型水迷路試験は、ラットの水泳持久力の影響を受けることなく、他の迷路試験に比べて鋭敏な検出感度を持つことが明らかとなった。モリス型水迷路試験法は、神経発

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007024914
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA0050842X
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/2008214926
ID情報
  • ISSN : 0386-6092
  • CiNii Articles ID : 110007024914
  • CiNii Books ID : AA0050842X

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