2001年
Lateral Muscle Development of the Pacific Bluefin Tuna, Thunnus thynnus orientalis, from Juvenile to Young Adult Stage under Culture Condition.
水産増殖
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- 巻
- 49
- 号
- 1
- 開始ページ
- 23
- 終了ページ
- 28
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11233/aquaculturesci1953.49.23
- 出版者・発行元
- 日本水産増殖学会
人工艀化クロマグロの筋体積,筋繊維断面積および筋繊維数を稚魚期から若魚期,体長19.5から163.0mmの範囲で調べた。血合筋,普通筋ともに体積は体長の成長にともない指数関数的に増加した。血合筋および普通筋の筋体積の相対成長式には,ともに体長80.0mmで1つの屈曲点が存在し,体長80.0mm以降で筋体積は有意に高い割合で増加した。全筋体積に対する血合筋体積の割合は6から9%へ緩やかに,また体高最大部での赤色および白色筋繊維断面積とそれらの筋繊維数は体長の成長に伴い増加した。赤色筋繊維では100μm2以下の細い筋繊維は体長の成長に伴い徐々に消滅したが,白色筋繊維ではいずれの魚体サイズにおいても200~300μm2の筋繊維が残存した。赤色筋繊維の総数は成長に伴い増加し,特に体長85mm以降からは高い割合での増加傾向を示した。体長80~85mmは筋肉の発達に大きな変化が見られるサイズであるとともに,稚魚から若魚への移行期に相当した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11233/aquaculturesci1953.49.23
- ISSN : 0371-4217
- ISSN : 2185-0194
- CiNii Articles ID : 10010275665