MISC

2018年9月

中学生に対するがん教育の実施および生徒の意識変化

日本緩和医療薬学雑誌
  • 横山 郁子
  • ,
  • 浅田 聖士
  • ,
  • 藤本 佳昭
  • ,
  • 河内 正二
  • ,
  • 沼田 千賀子

11
3
開始ページ
73
終了ページ
79
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本緩和医療薬学会

がんは日本人の約2人に1人が罹患する身近な疾患である。がん対策推進基本計画にはがん教育が組み込まれ、平成29年度3月に告示された中学校の次期学習指導要領にがん教育が示された。そこで、保健体育、特別の教科 道徳、総合的な学習の時間を使用し、単にがんに対する知識を学ぶ場ではなく、人格形成の向上も目指した教科横断的な学習としてがん教育プログラムを作成、実施した。また、がん教育プログラムの実施前後にアンケートを実施し、生徒の意識変化を調査した。がん教育の実施により、がんに対する正しい知識が身につくだけでなく、「がん」という一つの疾患を通じて、死は怖く悲しいことで誰にでも平等にやってくるが、今あるものの大切さに気づく、感謝の気持ちが生まれると感じるなど、道徳の分野においても教育効果があった。一方、生徒が家族と情報を共有することで、がんの予防や早期発見の重要性に対して親世代にも波及効果が認められた。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2018&ichushi_jid=J05330&link_issn=&doc_id=20181005310001&doc_link_id=40021686978&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021686978&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
ID情報
  • ISSN : 1882-9783
  • 医中誌Web ID : 2019174591

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