2010年9月3日
獺怪異譚を語り継ぐ者 ―泉鏡花を中心として―
和漢比較文学会第3回海外特別例会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 和漢比較文学会・国立台湾大学
- 開催地
- 国立台湾大学
徳川期の特に江戸に於いて盛んに語られた中国に来源を持つ獺怪異譚であるが、明治期に入ると少しずつ廃れていった。こうした中、江戸・東京に強い憧れを持つ金沢生まれの泉鏡花は、獺怪異譚を自らの作品に意識的にに取り入れた。その特徴を同じ傾向を強く持つ生粋の東京人である岡本綺堂の姿勢とを比較し、浮き彫りにした。