論文

2019年11月

気管内吸引手技中の視線計測による看護師と看護学生の習熟度の比較

医工学治療
  • 竹内 由佳
  • コリー 紀代
  • 二宮 伸治
  • 小水内 俊介
  • 金井 理
  • 浅賀 忠義
  • 中村 美鈴
  • 井上 創造
  • 村田 恵理
  • 萬井 太規
  • 近野 敦
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31
3
開始ページ
171
終了ページ
180
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(NPO)日本医工学治療学会

本研究では視線計測に基づく教育評価項目や評価指標の抽出を目的とし、気管内吸引シミュレーション中の看護師と看護学生を対象に両眼構成視線計測装置(Pupil、Pupil Labs社)を用いた視線計測により手技の所要時間、視線の停留回数・停留時間、停留点移動速度を比較した。視線計測後には、NASA-TLXを用いて作業負担度を調査した。その結果、所要時間、視線の停留時間、視線の停留回数・停留時間に有意差が認められた。作業負担度には有意差が見られなかったことから、両群とも模擬環境において同等のストレスがあったと推測される。不慣れな環境においてもパフォーマンスに差が現れることから、手技の所要時間や視線の停留回数・停留時間は習熟度を評価する客観的な指標となりうることが示された。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201902231591413524
ID情報
  • ISSN : 1344-1221
  • 医中誌Web ID : TB14470003
  • J-Global ID : 201902231591413524

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