MISC

1989年

ホットパックの適切な使用時間について

理学療法学
  • 篠原英紀
  • ,
  • 市橋 則明
  • ,
  • 吉田 正樹
  • ,
  • 中田 雅子

16
開始ページ
351
終了ページ
354
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
公益社団法人日本理学療法士協会

湿熱ホットパック (以下, HP) と乾熱 HP の性質の違いを明らかにし, 使用方法を検討した。乾熱と湿熱の2方法を20分間施行した後のタオル10枚目の温度を測定した。乾熱 HP ではさらにタオル3〜5枚目の温度を測定した。続いて, 2枚のタオルを衣類と仮定し, その上から両方法を20分間実施し, その間と除去後30分間の皮膚表面温度を測定した。湿熱 HP のタオル10枚目の温度は, 乾熱 HP のタオル3枚目のそれに相当した。衣服を着たまま湿熱 HP を行った時, HP 除去後の皮膚表面温度は乾熱 HP におけるよりも低下した。即ち, (1)湿熱 HP を行う時は衣服を除去して当てるべきこと, (2)乾熱 HP を行う時はタオルの枚数を減らすべきこと, が示唆された。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003995097
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10146032
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/1990096478
ID情報
  • ISSN : 0289-3770
  • CiNii Articles ID : 110003995097
  • CiNii Books ID : AN10146032

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