2003年
炭素収支による東京湾アサリ個体群の生物機能評価(共著)
海岸工学論文集
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- 巻
- vol.50, 1291-1295
- 号
- 開始ページ
- 1291
- 終了ページ
- 1295
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/proce1989.50.1291
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
複数の年級群をもつ個体群の殻長組成や個体数を考慮できる炭素収支評価モデルを構築し, 炭素収支の観点から盤洲海域でのアサリ個体群の生物機能を評価した結果, 次のような成果が得られた.(1) アサリ個体群の生物機能は年令や生息する地盤高さによって異なること,(2) 炭素収支の季節変動は, 夏季と春季に固定側が, 冬季には排出側が上回ること,(3) 海域全体では, アサリ個体群によって年間24.7ktの炭素が固定, 23.4ktの炭素が排出され, 漁獲によって約0.5ktの炭素が除去される. 一方CO2生成量は最大で呼吸と貝殻形成量の合計4ktC/yに相当する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/proce1989.50.1291
- ISSN : 0916-7897
- CiNii Articles ID : 130003991317