MISC

2004年

干潟埋立を伴う事業における合意形成のためのミチゲーションへの一考察(共著)

海岸工学論文集
  • 上月 康則
  • ,
  • 山中 英生
  • ,
  • 村上 仁士

第51巻, 1346-1350
開始ページ
1346
終了ページ
1350
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/proce1989.51.1346
出版者・発行元
Japan Society of Civil Engineers

干潟埋立てを伴う事業整備方法に関する合意案作成過程を分析し, 合意形成における代償措置としての人工干潟の役割について考察した.その結果, 全ての参加者が満足する合意案を作成するためには干潟の生物多様性の価値を関係者が理解, 共有することが必要であり, それは環境保護団体や人工干潟造成事業者など立場を超えた共通の課題であることを示すことができた.また多くの委員に人工干潟の効果に対する不信感は少なからずもたれていた.これは技術的な問題よりも, 順応的な管理の議論を進めて, 保全目標や対応方針を確認しなかったことに起因していたことを明らかにすることができた.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/proce1989.51.1346
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003807708
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00368602496?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.2208/proce1989.51.1346
  • ISSN : 0916-7897
  • CiNii Articles ID : 130003807708

エクスポート
BibTeX RIS