OKITA Minoru

J-GLOBAL         Last updated: May 23, 2019 at 17:51
 
Avatar
Name
OKITA Minoru
URL
http://www2.am.nagasaki-u.ac.jp/pt/basic_pt/
Affiliation
Nagasaki University
Section
Institute of Biomedical Sciences (Health Sciences)
Job title
Professor
Degree
Doctor (Medicine)(Nagasaki University), Master (Economics)(Nagasaki University)
Other affiliation
Graduate School of Biomedical Sciences, Department of Physical Therapy Science

Research Areas

 
 

Academic & Professional Experience

 
Apr 2018
 - 
Today
Professor, Department of Physical Therapy Science, Graduate School of Biomedical Sciences
 
Apr 2017
 - 
Today
Professor, Institute of Biomedical Sciences (Health Sciences), Nagasaki University
 
Oct 2007
 - 
Today
Professor, Department of Physical Therapy Science, School of Health Sciences, Nagasaki University
 
Apr 2010
 - 
Mar 2018
Professor, Department of Locomotive Rehabilitation Science, Graduate School of Biomedical Sciences
 
Oct 2007
 - 
Mar 2010
Professor, Department of Physical Therapy Science, Graduate School of Biomedical Sciences
 

Education

 
Apr 1995
 - 
Mar 1997
Graduate School of Economics, Nagasaki University
 
 
 - 
1997
Graduate School, Division of Economics, Nagasaki University
 
Jun 1992
 - 
Mar 1995
Department of Social Welfare, Faculty of Social Welfare, Bukkyo University
 
 
 - 
1995
Department of Social Welfare, Faculty of Sociology, Bukkyo University
 
Apr 1986
 - 
Mar 1989
Department pf Physical Therapy Science, Collage of Allied Medical Sciences,Nagasaki University
 

Published Papers

 
Fukushima T, Nakano J, Ishii S, Natsuzako A, Kawachi H, Sakamoto J, Miyazaki Y, Okita M
Integrative cancer therapies   18 1534735419842196   Jan 2019   [Refereed]
Ishikawa K, Kajiwara Y, Sakamoto J, Sasaki R, Goto K, Honda Y, Kataoka H, Okita M
Neuroscience letters   706 18-23   Apr 2019   [Refereed]
Fukushima T, Nakano J, Ishii S, Natsuzako A, Hirase T, Sakamoto J, Okita M
European journal of cancer care   e12956   Oct 2018   [Refereed]
Kubo K, Sakamoto J, Honda A, Honda Y, Kataoka H, Nakano J, Okita M
American journal of physical medicine & rehabilitation   98(2) 147-153   Sep 2018   [Refereed]
Fukushima T, Nakano J, Ishii S, Natsuzako A, Sakamoto J, Okita M
European journal of cancer care   e12922   Oct 2018   [Refereed]

Misc

 
荷重を許容した不動性骨萎縮の皮質骨微細構造解析
小関 弘展, 本田 祐一郎, 佐々部 陵, 坂本 淳哉, 樋口 隆志, 砂川 伸也, 尾崎 誠, 沖田 実
理学療法ジャーナル   52(8) 771-775   Aug 2018
<文献概要>【目的】荷重を許容したラット膝関節不動モデルを用いて,固定期間による皮質骨の微細構造変化を評価した.【対象と方法】8週齢のspecific-pathogen-free(SPF)Wistar系ラットの両側後肢を1〜12週間ギプス固定した(Im群).摘出した大腿骨骨幹部における全断面積(total area:Tt.Ar),皮質骨面積(cortical area:Ct.Ar),皮質骨体積比(Ct.Ar/Tt.Ar),皮質骨幅(cortical thickness:Ct.Th),断面二...
「基礎研究の動向と臨床への応用」(第1回) 関節可動域制限に対する基礎研究の動向と臨床への応用 筋性拘縮の発生機序の解明ならびにエビデンスに基づいた治療戦略の開発を目的とした基礎研究
本田 祐一郎, 坂本 淳哉, 中野 治郎, 沖田 実
理学療法学   45(4) 275-280   Aug 2018
【物理療法における症状別臨床実践】 拘縮に対する物理療法の臨床実践
沖田 実, 本田 祐一郎, 片岡 英樹
理学療法   35(7) 601-610   Jul 2018
1.臨床で認められる関節可動域(ROM)制限の多くは、拘縮に筋収縮の影響が加味された結果である。2.そこで、ROMの変化をアウトカムとしてメタアナリシスが行われている先行研究論文を概観した結果、物理療法の手段の中でも電気刺激療法のエビデンスが高く、臨床適用の推奨度も高いことが明らかとなった。3.実際、著者らは下肢に重篤なROM制限が発生している障害高齢者に対してベルト電極式骨格筋電気刺激法(B-SES)を活用し、運動療法と併用することで良好な治療成績をあげている。4.本稿では、拘縮の治療を...
もっと上手に運動療法を活用しよう 地域・在宅リハ領域における高齢者慢性疼痛の実態と運動の有用性 介護予防事業における慢性疼痛対策
平瀬 達哉, 沖田 実
日本ペインクリニック学会誌   25(3) np88-np88   Jun 2018
【ペインリハビリテーションの新潮流・新戦略】 ペインリハビリテーションの基礎理論 不動による疼痛発生のメカニズムとリハビリテーション戦略
沖田 実
ペインクリニック   39(別冊春) S51-S60   Apr 2018
ギプスなどによる身体局所の不動や過度の安静に伴う全身の不動は、痛みを惹起するとされ、不動性疼痛の存在は周知の事実となっている。また、不動性疼痛は運動器の慢性疼痛のリスクファクターになることから、その対策は極めて重要といえる。本稿では、不動性疼痛の存在を示唆する臨床ならびに実験知見を紹介するとともに、その発生メカニズムに関して末梢組織と神経系の変化に区分して概説した。加えて、発生メカニズムを踏まえたリハビリテーション戦略の在り方ならびに臨床での実践例についても述べた。(著者抄録)
【ペインリハビリテーションの新潮流・新戦略】 ペインリハビリテーションの実践 慢性疼痛の原因となる各種疾患について ペインリハビリテーション各論 脊椎圧迫骨折 急性期からの管理と慢性疼痛予防戦略
片岡 英樹, 後藤 響, 坂本 淳哉, 沖田 実
ペインクリニック   39(別冊春) S145-S152   Apr 2018
脊椎圧迫骨折(VCFs)は、最も頻度の高い骨粗鬆症性骨折であり、急性腰背部痛により運動機能障害をきたし、慢性疼痛に発展するケースも少なくない。VCFsに対しては、薬物療法や装具療法、リハビリテーションといった保存療法が原則となるが、その管理方法は明確に定まっていない。本稿では、現状のVCFsに対する管理について整理し、慢性疼痛発生予防のためのペインリハビリテーションの在り方について述べた。(著者抄録)
【ペインリハビリテーションの新潮流・新戦略】 ペインリハビリテーションの実践 ペインリハビリテーションの新しい手法、新しい取り組み ペインリハビリテーション方法論 地域高齢者の慢性疼痛の実態と予防戦略
平瀬 達哉, 沖田 実
ペインクリニック   39(別冊春) S241-S245   Apr 2018
慢性疼痛は地域高齢者でも頻発しており、運動機能や身体活動量の低下に加え、転倒に対する自己効力感の低下といった心理状況にも影響を及ぼす。そのため、健康寿命を延伸する意味でも慢性疼痛対策は重要かつ不可欠といえ、地域高齢者を対象とした自験例の結果では、運動と患者教育指導を併用した介護予防プログラムが介入戦略として有効であることが明らかになっている。加えて、今後は医療機関と介護予防領域に従事する多職種間の連携を図りながら、地域の中で高齢者を支援していくことが重要になると思われ、慢性疼痛の予防戦略も...
一次侵害受容ニューロンの構造と機能ならびに病態時の変化
中野 治郎, 坂本 淳哉, 沖田 実
Pain Rehabilitation   8(1) 1-9   Mar 2018
一次侵害受容ニューロンは末梢組織と脊髄後角を結ぶ感覚神経細胞の1つである。その細胞体は後根神経節に存在し、軸索は有髄線維のAδ線維または無髄神経のC線維、末梢側の先端は自由神経終末となっている。一次侵害受容ニューロンの主な役割は、侵害刺激を自由神経終末の侵害受容体で感知し、その情報を脊髄後角へ伝えることであるが、軸索には物質の輸送管としての役割もあり、自由神経終末で取り込まれた物質は細胞体へ送られる。また、一次侵害受容ニューロンは病態時には機能的、形態学的変化を呈する。具体的には、末梢組織...
不動性骨萎縮ラットの大腿骨遠位骨幹端部三次元骨微細構造の経時的変化解明の試み
小関 弘展, 堀内 英彦, 野口 智恵子, 本田 祐一郎, 佐々部 陵, 坂本 淳哉, 樋口 隆志, 尾崎 誠, 沖田 実
理学療法   35(1) 79-85   Jan 2018
[目的]不動化によって骨組織は二次性に萎縮する。本研究の目的は、ギプスによるラット後肢不動モデルを用いて海綿骨微細構造の経時的変化をμCTで評価することである。[方法]8週齢SPF Wistar系ラットの両側後肢を膝関節伸展位でギプス固定(固定期間:1、4、8、12週間)し、荷重は許容した。摘出した大腿骨の遠位骨幹端部における骨組織容積比(BV/TV)、骨梁幅(Tb.Th)、骨梁間距離(Tb.Sp)、骨梁数(Tb.N)、骨梁形状(SMI)、構造異方性(DA)、骨梁連結密度(CD)の7項目を...
不活動に伴う痛みの発生メカニズムとその治療戦略に関する検討 ラットの実験モデルに対する振動刺激の効果
濱上 陽平, 中野 治郎, 坂本 淳哉, 沖田 実
日本基礎理学療法学雑誌   20(2) 8-15   Nov 2017
過度の安静や患部の固定、非荷重などによって惹起される末梢組織の不活動状態は、それ自体が痛みを生み、慢性痛の危険因子になることから、その対策はリハビリテーション医学領域においても重要な課題である。不活動に由来する痛みの発生とその慢性化に対する予防対策として振動刺激が有用であり、これを治療戦略として活用する場合は不活動早期から実施することが重要であると考えられた。
小関 弘展, 尾崎 誠, 堀内 英彦, 本田 祐一郎, 佐々部 陵, 坂本 淳哉, 樋口 隆志, 砂川 伸也, 沖田 実
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine   54(9) 718-723   Sep 2017
目的:ラット後肢不動モデルを用いて皮質骨と海綿骨の3次元微細構造を分析した。方法:8週齢Wistar系ラット24匹を対象とし、両側後肢をギプス固定する不動群(n=12)とコントロール群(n=12)に振り分けた。4週間後に大腿骨を摘出し、骨幹部と遠位骨幹端部をμCTで撮影した。皮質骨と海綿骨の各組織形態パラメータ値を計測して統計学的に分析した。結果:骨幹部では不動群の全断面積、皮質骨面積、皮質骨幅の値がコントロール群よりも有意に低かった。また、骨幹端部海綿骨では不動群の骨組織容積比、骨梁幅が...
慢性運動器疼痛を有する高齢者に対する運動介入と教育指導を併用した介護予防プログラムの効果検証 ランダム化比較試験
平瀬 達哉, 片岡 英樹, 中野 治郎, 井口 茂, 坂本 淳哉, 沖田 実
Journal of Musculoskeletal Pain Research   9(1) 71-75   Jun 2017
介護予防事業に参加している慢性運動器疼痛を有する高齢者を対象に、運動と教育指導を併用した介入プログラムの効果を検証した。運動と教育指導を併用した対象者では、痛みの破局的思考やうつ症状ならびに日常生活活動(ADL)能力が介入後に有意に改善したが、運動介入のみを行った対象者では、ADL能力と身体活動量が有意に低下した。このことより、運動と教育指導を併用した介護予防プログラムは、痛みの認知的側面が改善し、うつ症状やADLの改善につながることが示唆された。(著者抄録)
小関 弘展, 野口 智恵子, 中村 愛子, 宗 彩加, 沖田 実
日本義肢装具学会誌   33(2) 118-122   Apr 2017
深部静脈血栓症に併発する肺血栓塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群は、航空機旅行者や地震の被災者など長時間の座位姿勢を強いられる人に多く発生する。本研究では、携帯型加圧スリッパの血栓予防効果を検討した。対象は健常成人10例(男性4例、女性6例)で、着座姿勢における条件を4群に分け、超音波パルスドプラ法による膝窩静脈の最大血流速度を測定した。スリッパを装着して足踏みした群の最大血流速度の平均値は、裸足着座安静群の約22倍、裸足着座足踏み群の約2.6倍であった。コンパクトサイズの加圧スリッパ...
【CRPSの最新事情】 不動化と痛み
沖田 実
ペインクリニック   38(4) 464-468   Apr 2017
骨折などの治癒促進を目的に行われる医学的処置の一つに、ギプスなどによる患部の不動化がある。しかし、不動化という処置自体が痛みの発生・増悪のリスクファクターになることが臨床において注視され、ヒトや動物の実験モデルを用いた検討によって不動化由来の痛み(不動性疼痛)の存在が実証された。また、不動性疼痛はCRPSの発症や進行にも関与しているのではないかと指摘されている。そこで、本稿では、不動性疼痛の存在を示唆する臨床知見や実験研究を紹介するとともに、発生メカニズムに関わる基礎医学的知見について概説...
痛みの末梢機構の再考
濱上 陽平, 中野 治郎, 坂本 淳哉, 沖田 実
Pain Rehabilitation   7(1) 8-15   Mar 2017
皮膚への侵害刺激は、Aδ線維およびC線維の自由神経終末に存在する侵害受容器で感知され、脊髄後角を経て大脳皮質へ伝えられることにより痛みとして知覚される。侵害刺激を感知する侵害受容器は、機械的刺激に反応する高閾値機械受容器と、機械的刺激や熱刺激、化学的刺激など様々な刺激に反応するポリモーダル受容器に分類される。その機能の違いは、侵害受容器に分布する侵害刺激受容体の種類に依存し、その詳細は古くから知られている。一方、最近の研究では表皮の主要な構成細胞であるケラチノサイト(角化細胞)にもtran...
痛みのClinical Neuroscience 不活動性疼痛に対するリハビリテーション戦略
沖田 実, 片岡 英樹, 濱上 陽平, 中野 治郎, 坂本 淳哉
最新医学   72(1) 106-109   Jan 2017
身体局所あるいは全身の不活動は,痛みの発生・増悪のリスク因子になるとされ,実際,基礎研究では四肢の一部を不活動に曝すだけで痛みが惹起される事実が示され,不活動性疼痛の存在は周知の事実となりつつある.本稿では,末梢組織の変化と神経系の変化に区分して不活動性疼痛の発生メカニズムを整理し,併せて,その対策としてのリハビリテーション戦略について臨床での実践例も交えながら概説した.(著者抄録)
臨床実習施設における臨床実習教育の現状に関するアンケート調査
磯 ふみ子, 平瀬 達哉, 井口 茂, 沖田 実, 東 登志夫, 田中 悟郎
保健学研究   29 1-8   Jan 2017
平成26年度より本学で展開している、文科省「課題解決型高度医療人材養成プログラム」採択事業「高度リハビリテーション専門職の養成-長崎地域包括ケアシステムを活用したプログラム-」では、高い専門知識と技術を持った臨床実習指導者を輩出することを目標の一つに掲げ、平成28年度より「臨床指導者養成教育コース」を開講した。本コースを開発・展開していくための基礎資料を得ることを目的に、平成26年度の本学理学療法学専攻および作業療法学専攻の臨床実習施設76施設を対象にアンケート調査を実施し、66施設より回...
理学・作業療法士を目指す学生の職業的アイデンティティ形成を目的とした「チーム医療実践教育・臨床実習推進プログラム」の取り組み
平瀬 達哉, 磯 ふみ子, 沖田 実, 東 登志夫, 田中 悟郎, 井口 茂
保健学研究   29 81-86   Jan 2017
文部科学省「課題解決型高度医療人材養成プログラム」における長崎大学医学部保健学科の学部教育に対する取り組み「チーム医療実践教育・臨床実習推進プログラム」について紹介した。チーム医療実践教育プログラムでは、これまで本学科が取り組んできた看護学・理学・作業療法学三専攻での共修科目「統合ケア関連科目群」の一部を、他学部(本学医学科・歯学部・薬学部)や他大学(長崎純心大学)と共修で行うことで、チーム医療を実践できる人材養成の強化を図る取り組みを展開している。臨床実習推進プログラムでは、臨床教授等に...
アジュバント誘発炎症モデルラットの皮膚アロディニアに対するリモイスコートの効果
中野 治郎, 川内 春奈, 坂本 淳哉, 沼田 悟, 岩嵜 徹治, 沖田 実
Journal of Musculoskeletal Pain Research   8(1) 12-19   Jun 2016
本研究では、アジュバント誘発炎症モデルラットでみられるアロディニアがリモイスコート(アルケア株式会社)の塗布により軽減できるかどうかを検討した。実験動物にはWistar系雄性ラット(8週齢)15匹を用い、これらを対照群(n=5)と、完全アジュバント投与により足部に炎症を惹起させる炎症群(n=10)に振り分けた。そして、炎症群の急性期として起炎剤投与後7日目と8日目、慢性期として起炎剤投与後28日目と29日目に、5%および25%濃度のリモイスコートをそれぞれ足部に塗布し、塗布前後の痛覚閾値と...
【疼痛に対する理学療法の基礎的背景とエビデンス】 疼痛に対する物理療法の基礎的背景とエビデンス
中野 治郎, 坂本 淳哉, 片岡 英樹, 沖田 実
理学療法   33(5) 416-423   May 2016
1.物理療法は、物理的刺激に対する生理学的作用を利用して生体の治癒能力を賦活化させる治療法であり、疼痛の病態に基づいてどのような物理療法手段を適用するか考慮する必要がある。2.最近の基礎研究の成果によって疼痛に対する物理療法の作用メカニズムが明らかになってきているが、未だ不明な点も多い。3.システマティックレビューによって疼痛に対する物理療法の効果検証も進んでおり、本稿ではそのエビデンスについて整理した。4.疼痛に対してすべての物理療法手段が高いエビデンスがあるとは言い難く、今後も質の高い...
急性痛に対するリハビリテーション
片岡 英樹, 沖田 実
Pain Rehabilitation   6(1) 7-15   Mar 2016
痛みは急性痛と慢性痛に区分でき、その中で急性痛は組織損傷を知らせる警告信号としての意義を持つことから、生体にとっては不可欠な反応といえる。ただ、急性痛の発生によって生体防御系が賦活化されることから、感覚系のみならず、運動系や自律系、情動系などにも影響をおよぼす。また、臨床において慢性痛は急性痛から発展することも少なくなく、その予防のためにも急性痛のマネジメントを適切に行う必要があり、その戦略の一つとしてリハビリテーションの意義は大きい。急性痛に対するリハビリテーションでは、痛みの軽減を図り...
保存療法を施行した脊椎圧迫骨折患者の痛みの多面的評価結果からみた特徴
田中 陽理, 片岡 英樹, 渋谷 美帆子, 吉村 彩菜, 山下 潤一郎, 平瀬 達哉, 坂本 淳哉, 中野 治郎, 沖田 実
Pain Rehabilitation   6(1) 41-49   Mar 2016
本研究では、保存療法を施行した新鮮脊椎圧迫骨折(vertebral compression fracture;以下、VCF)患者を対象に腰背部痛の変化や日常生活活動(activity of daily living;以下、ADL)能力に加え、運動機能や身体活動量、痛みの情動的・認知的側面の状況を後方視的に検討した。対象は当院回復期病棟に入棟したVCF患者56例とした。調査項目は起き上がり、立ち上がり、歩行といった基本動作時の腰背部痛のnumerical rating scale(以下、NR...
関節リウマチモデルラットの痛みと炎症に対する温熱刺激の影響
川内 春奈, 中野 治郎, 関野 有紀, 坂本 淳哉, 沖田 実
日本基礎理学療法学雑誌   18(2) 51-59   Aug 2015
関節リウマチモデルラットの痛みと炎症に対する温熱刺激の影響について検討した。Wistar系雄性ラットを用い、通常飼育する対照群、関節炎のみの群(関節炎群)、関節炎の慢性期に1回20分間の温熱刺激を負荷する群(温熱20分群)、関節炎の慢性期に1回60分間の温熱刺激を負荷する群(温熱60分群)の4群に振り分けた。温熱刺激による増悪は認めなかった。血漿TNF-α含有量は、起炎剤投与後8週目では温熱60分群の値が他の3群より有意に高値を示した。血漿IL-6含有量は、起炎剤投与後4週目において、対照...
【解剖学的所見と理学療法の接点】 痛みの実態調査と内眼解剖学的観察による股関節疾患患者の下肢関連痛に関する検討
坂本 淳哉, 森本 陽介, 石井 瞬, 中野 治郎, 真鍋 義孝, 沖田 実, 弦本 敏行
理学療法探求   17 21-26   Mar 2015
保存的治療が適応となるがん患者に対する低強度運動が身体活動量、身体・精神症状、QOLにおよぼす影響
石井 瞬, 中野 治郎, 夏迫 歩美, 神津 玲, 坂本 淳哉, 沖田 実
Pain Rehabilitation   5(1) 36-42   Mar 2015
保存的治療が適応となるがん患者では痛みが高頻度に認められ、身体活動量が低下することで倦怠感などの身体症状や不安・抑うつといった精神症状が悪化し、さらに身体活動量が低下するといった悪循環に陥ることがある。先行研究ではこのようながん患者に対する有酸素運動などの高強度運動の有用性が報告されているが、臨床では歩行などの低強度運動しか実施できないケースも少なくない。そこで今回、保存的治療が適応となるがん患者を対象に低強度運動を実施し、身体活動量、身体・精神症状、ADLならびにQOLにおよぼす影響につ...
地域在住高齢者における痛みによる日常生活活動制限の違いが運動介入効果におよぼす影響 痛み、運動機能、身体活動量を指標として
平瀬 達哉, 片岡 英樹, 井口 茂, 中野 治郎, 沖田 実
Pain Rehabilitation   5(1) 43-48   Mar 2015
本研究では、地域在住高齢者を対象とした運動介入が痛みや運動機能ならびに身体活動量に与える効果と、痛みによる日常生活活動(Activities of daily living;以下、ADL)制限の違いが運動介入の効果におよぼす影響について検討した。対象は介護予防事業に参加した65歳以上の地域在住高齢者51名(平均年齢75.8±5.1歳)で、60分間の筋力ならびにバランストレーニングから構成された運動プログラムを週1回の頻度で実施し、述べ12週間の介入を行った。評価項目は痛み、運動機能、身体活...
療養型病院入院中の障害高齢者における膝関節伸展可動域制限の予防的介入とリスクファクターについて
吉際 俊明, 山口 淳子, 宿野 真嗣, 福田 卓民, 桑田 美代子, 本田 祐一郎, 沖田 実
リハビリテーション連携科学   15(2) 107-113   Dec 2014
【目的】本研究は療養型病院入院患者を対象にチームアプローチとして膝関節伸展可動域制限の予防的介入を実践し,その効果の検証と関節可動域制限の進行を促進するリスクファクターを明らかにすることを目的とした.【対象】2008年10月からの3年間,当院に在院していた236名(男性30名,女性206名,平均年齢90.4歳)とした.【方法】介入として,看護・介護職員による日常ケアの中での他動運動と理学・作業療法士による個別運動プログラムを実施し,対象者を年齢,疾患,生活自立度で区分し,それぞれの関節可動...
沖田 実
理学療法学   41(8) 523-530   Dec 2014
【リハビリテーションにおける疼痛医療】 廃用と痛み
沖田 実, 関野 有紀, 濱上 陽平, 大賀 智史, 寺中 香, 中野 治郎, 坂本 淳哉
MEDICAL REHABILITATION   (177) 47-53   Nov 2014
廃用(disuse)とは、骨折後のギプス固定などによる身体局所の不活動や長期臥床などによる全身の不活動のことであり、元来、痛みは廃用を招く直接的な原因と考えられてきた。しかし、最近の先行研究を概観すると、四肢の一部をギプスなどで固定するだけで痛みが惹起される事実が明らかとなっており、痛みを廃用によって生じる一つの症状として捉える必要性が指摘され始めている。ヒトや動物の実験モデルを用いた検索結果を整理すると、廃用に起因した痛みは、末梢からの刺激入力の減弱・消失によって皮膚をはじめとした末梢組...
Orthopaedic Forum 整形外科領域における様々な話題 関節拘縮 最新のトピックス
沖田 実, 坂本 淳哉, 本田 祐一郎, 後藤 響, 佐々部 陵, 田中 美帆
Locomotive Pain Frontier   3(2) 112-114   Oct 2014
関節拘縮(以下、拘縮)とは関節周囲軟部組織の器質的変化に由来した関節可動域(range of motion;ROM)制限であり、整形外科領域では骨折後などのギプス固定や術後の安静処置、痛みなどが原因で発生することが多い。自験例の結果では、関節周囲軟部組織の中でも骨格筋と関節包が拘縮の責任病巣の中心で、皮膚もその一部として関与することが明らかになっている。そして、これらの組織には共通してコラーゲンの増生に伴う線維化の発生が認められ、これが拘縮の発生メカニズムに寄与しており、最近はその分子機構...
寺中 香, 坂本 淳哉, 近藤 康隆, 濱上 陽平, 関野 有紀, 片岡 英樹, 中野 治郎, 沖田 実
PAIN RESEARCH   29(3) 151-160   Aug 2014
ラット膝関節炎モデルを用い、炎症発症直後から患部を不動状態とする場合と低強度の筋収縮運動を実施する場合をシミュレーションして行い、腫脹や痛覚閾値におよぼす影響について検討した。その結果、関節炎発症直後から患部を不動状態にすると慢性痛の兆候が顕著となり、一方、低強度の筋収縮運動を実施すると痛みの早期回復に加え、遠隔部における慢性痛の発生予防につながる可能性が示唆された。
地域在住高齢者の痛みによる日常生活活動制限に影響を及ぼす因子の検討
平瀬 達哉, 片岡 英樹, 井口 茂, 中野 治郎, 松坂 誠應, 沖田 実
Journal of Musculoskeletal Pain Research   6(2) 99-106   Aug 2014
本研究では、地域在住高齢者118名を対象に疼痛生活障害評価尺度(Pain Disability Assessment Scale;以下、PDAS)を用いて痛みによる日常生活活動(Activity of daily living;以下、ADL)制限に影響を及ぼす因子について検討した。その結果、痛みによるADL制限が高い対象者(PDAS≧10点)は、運動機能、心理面、身体活動量が有意に低下していた。さらに、痛みによるADL制限にはTimed Up and Go Testが最も強く関連していた(...
ラット足関節不動モデルの骨格筋における痛覚過敏と神経成長因子の変化
大賀 智史, 関野 有紀, 片岡 英樹, 中野 治郎, 沖田 実
Journal of Musculoskeletal Pain Research   6(2) 107-113   Aug 2014
本研究では、ラット足関節不動モデルにおける腓腹筋外側頭の圧刺激に対する痛覚過敏とNGFの発現変化について調査した。不動群は右足関節を最大底屈位で4週間ギプス固定した。骨格筋の痛覚過敏はRandall-Selitto testにて、NGF含有量はwestern blot法にて解析した。不動群の腓腹筋外側頭の筋圧痛閾値は対照群と比較して不動2週目から有意に低下した。また、不動群の同筋内のNGF含有量は対照群と比較して有意な増加を認めた。これらのことから骨格筋の痛覚過敏は不動2週目から惹起され、...
理学療法と痛みの治療 その生理的メカニズム 末梢組織の変化からみた不活動由来の痛みの発生メカニズム
沖田 実, 関野 有紀, 濱上 陽平, 中野 治郎
日本生理学雑誌   76(3) 61-63   May 2014
骨格筋の基礎知識 筋疾患の病態
片岡 英樹, 中野 治郎, 森本 陽介, 沖田 実, 吉村 俊朗
理学療法   31(3) 306-317   Mar 2014
1.筋疾患(ミオパチー)は神経筋疾患の一部に位置付けられ、二次運動ニューロン、神経筋接合部、および筋自体の疾患を指す。2.進行性筋ジストロフィーは、遺伝子的なジストロフィンの欠如により筋形質膜が脆弱化し、筋線維の壊死・再生を主体とする進行性の筋力低下を呈する遺伝性疾患である。3.特発性筋炎は多発性筋炎と皮膚筋炎に分類され、それぞれ細胞性免疫と液性免疫の異常を認める自己免疫疾患である。多発性筋炎は原因不明の慢性非化膿性炎症性疾患であり、体幹や四肢近位筋群などの筋力低下が主症状である。皮膚筋炎...
痛み教育の現状と課題 理学・作業療法士の卒前教育を中心に
沖田 実
Pain Rehabilitation   4(1) 2-7   Mar 2014
欧米先進各国では、痛みの10年宣言(2001〜2010年)におけるエポックの一つとして示された「医療者の再教育」が大きな後押しとなり、国際疼痛学会が発表した教育カリキュラムモデルを基礎とした各種医療職に対する痛み教育の体系化が進められている。一方、本邦においてはこれに遅れること約10年、ようやく2010年度に厚生労働省が慢性の痛みに関する検討会を開催し、その中で医療者育成における痛みの初期教育や卒前・卒後教育の必要性が提言され、これを受け2011年からは厚生労働科学研究費補助金(慢性の痛み...
痛みと身体活動量に対する自己分析ならびにフィードバックにより痛みに対する認知が修正されQOLの向上が認められた多発性骨髄腫の一症例
石井 瞬, 坂本 淳哉, 山下 正太郎, 上原 ひろの, 夏迫 歩美, 神津 玲, 中野 治郎, 沖田 実
Pain Rehabilitation   4(1) 27-33   Mar 2014
進行期や末期のがん患者で高頻度に認められる痛みは身体活動量の低下を惹起し、これが痛みや倦怠感などの身体症状や不安・抑うつなどの精神症状を増悪させることで、Quality of Life(以下、QOL)が低下することを経験する。今回、繰り返して痛みを経験したことで痛みに対する認知のひずみが生じて身体活動量が低下した末期多発性骨髄腫の症例に対して、日々の痛みと身体活動量に対する自己分析に加えて、理学療法士(以下、PT)によるフィードバックを行うことで、身体活動量とQOLの向上が認められた。症例...
沖田 実
理学療法学   40(8) 508-512   Dec 2013
不動に伴う痛みと皮膚の組織学的変化の経時的推移
関野 有紀, 濱上 陽平, 中野 治郎, 沖田 実
Journal of Musculoskeletal Pain Research   5(2) 139-143   Oct 2013
療養型病院における膝関節可動域制限の進行予防とチームアプローチの効果
福田 卓民, 宿野 真嗣, 吉際 俊明, 山口 淳子, 桑田 美代子, 大塚 太郎, 本田 祐一郎, 沖田 実
地域リハビリテーション   8(7) 551-554   Jul 2013
2008年10月〜2011年10月迄の3年間を通して在院していた236名(男性30名、女性206名、平均90.4±6.9歳)を対象に、療養型病院における膝関節可動域制限の進行予防とチームアプローチの効果について検討した。膝関節の一側が障害側となる可能性がある41名の障害側と非障害側の差ならびにその他の195名における左右差について対応のあるt検定で比較し、性差については対応のないt検定で比較した。各年度における膝関節可動域の平均値は2008年が-14.8±1.6°、2009年が-15.7±...
高齢者における脊椎圧迫骨折後の痛みに関する実態調査
渋谷 美帆子, 片岡 英樹, 西川 正悟, 村上 正寛, 山下 潤一郎, 沖田 実
Pain Rehabilitation   3(1) 2-8   Mar 2013
本研究では、新鮮脊椎圧迫骨折(vertebral compression fractures:以下、VCF)患者を対象に、痛みの発生状況を調査するとともに、椎体圧潰の進行や日常生活動作(以下、ADL)能力との関連について調査を行った。対象は、当院回復期病棟に入棟し、保存的治療を施行された新鮮VCF患者59名とした。調査項目は1)起き上がり、立ち上がり、歩行の各動作における有痛者率、2)各動作時痛の発生部位、3)各動作時の腰背部痛のvisual analog scale(以下、VAS)、4)...
両下腿痛と強制的な起立練習による負の情動が歩行の阻害因子となったと考えられる小児急性リンパ性白血病の一症例
上原 ひろの, 下迫 淳平, 石井 瞬, 山下 正太郎, 夏迫 歩美, 神津 玲, 森本 陽介, 坂本 淳哉, 沖田 実
Pain Rehabilitation   3(1) 15-20   Mar 2013
痛みによる負の情動は生体警告系として非常に重要であるが、それが持続するような場合には痛み行動が惹起されることがある。今回、両下腿痛の経験とその後の強制的な起立練習による負の情動が歩行の阻害因子となったと考えられる小児急性リンパ性白血病の症例を経験した。症例は4歳の男児で、両下腿痛と跛行が認められたため近医を受診すると両側脛骨遠位端不全骨折と診断され、両下腿にキャスト固定が施された。キャスト除去後は起立や歩行が困難であったため、当院を受診した結果、小児急性リンパ性白血病と診断された。治療開始...
人工股関節全置換術前後の痛みの発生状況がT字杖歩行自立日数におよぼす影響
石井 瞬, 下迫 淳平, 坂本 淳哉, 森本 陽介, 上原 ひろの, 山下 正太郎, 神津 玲, 尾崎 誠, 松坂 誠應, 沖田 実
慢性疼痛   31(1) 85-89   Nov 2012
本研究では、人工股関節全置換術(THA)前後の痛みの発生状況がT字杖歩行自立日数におよぼす影響について検討した。術前後において痛みの発生部位ならびにその総数、最も痛みが顕著な部位のVAS(最大VAS)について評価し、対象者(n=40)を病棟内T字杖歩行自立が術後9日以内の早期群(n=11)と自立が術後10日以降、または自立できなかった遅延群の2群に振り分け(n=29)、これら2群間で比較検討した。その結果、早期群に比べ遅延群では術前に膝部以下に痛みが発生している者が有意に多かった。また、術...
【寒冷療法・温熱療法の実践方法と臨床効果】 寒冷療法の生理学的効果
坂本 淳哉, 石井 瞬, 下迫 淳平, 沖田 実
理学療法   29(9) 971-977   Sep 2012
1.寒冷療法は、整形外科術後やスポーツ外傷といった組織損傷後の急性期における腫脹や痛みの軽減に対して非常に効果的な治療方法の一手段である。2.また、近年の理学療法領域における重要課題である慢性痛対策においても、重要な治療手段になり得る。3.しかしながら、寒冷療法の実施条件に関しては、いまだ科学的実証が十分に進んでいないのが現状であり、痛みへの対応が求められる理学療法士には、寒冷療法に関するデータの蓄積と情報収集が求められている。(著者抄録)
膠原病のリハビリテーションについて
折口 智樹, 中野 治郎, 坂本 淳哉, 沖田 実, 松坂 誠應, 川上 純
保健学研究   24(2) 1-8   Sep 2012
関節リウマチに対しては、その変形予防、ADL獲得のためにリハビリテーションの方法が確立されているが、関節リウマチ以外の膠原病に対するリハビリテーションについてはあまり知られていない。関節リウマチ以外の膠原病も関節痛や筋力低下などによるADLの低下をしばしば経験する。今回、膠原病のリハビリテーションの方法について論文検索し、まとめたので報告する。(著者抄録)
ラット足関節不動モデルの痛みと皮膚における組織学的変化
関野 有紀, 濱上 陽平, 中野 治郎, 沖田 実
Journal of Musculoskeletal Pain Research   4(1) 20-27   Jul 2012
ラットの足関節を4週間ギプスで固定して足関節不動モデルを作成し、惹起される痛みと皮膚所見の関係について検討した。痛みの評価は、両側足底部にvon Frey filament(VFF)刺激を10回加えた際に出現する逃避反応の回数をカウントし、熱刺激に対する反応としてPAIN THERMOMETERを用い、熱痛覚閾値温度を測定した。不動群のVFF刺激に対する逃避反応出現回数は、4g刺激では不動2週目から、15g刺激では不動1週目から対照群に比べ有意に増加し、熱痛覚閾値温度は不動1週目から有意に...
関節可動域制限の発生メカニズムとその対処
沖田 実
理学療法学   39(4) 226-229   Jun 2012
豊田 愼一, 唐沢 延幸, 日比野 至, 坂野 裕洋, 古川 公宣, 沖田 実
理学療法科学   27(3) 279-284   Jun 2012
[目的]末梢神経軸索損傷に対する超音波療法の影響を確認すること。[対象]8週齢ウィスター系ラット18匹を無作為に無処置対照群、坐骨神経圧挫後超音波治療群、坐骨神経圧挫後超音波非治療群に分けた。[方法]治療群、非治療群は両側坐骨神経圧挫損傷処置を行い、治療群に対しては週5日の超音波治療を行った。刺激条件は、周波数1MHz、強度1.0W/cm2、パルス照射20%、治療時間10分とし、2、4週目に坐骨神経を採取し組織学的検索に供した。[結果]平均有髄神経数は治療群が2週目より有意に高値を示し、4...
【関節可動域制限に対する理学療法】 関節可動域制限の発生メカニズム
沖田 実, 坂本 淳哉, 本田 祐一郎, 佐々部 陵, 後藤 響
理学療法   29(1) 9-16   Jan 2012
1.臨床症例に認められる関節可動域(ROM)制限は、筋収縮と拘縮とが混在した病態を呈しており、その治療においては、まず筋収縮の影響を取り除いた上で拘縮に対してアプローチする必要がある。2.しかし、拘縮は骨格筋や関節包、皮膚といった関節周囲軟部組織におけるコラーゲン線維の増生ならびにそれに基づく線維化の発生がメカニズムの1つとして強く関与していることから、治療に難渋することが多い。ただ、最近は線維化発生の分子機構も明らかになりつつあり、このことは新たな治療方法の開発につながる可能性を秘めてい...
運動器の痛みにおける筋の問題
沖田 実, 矢吹 省司, 牛田 享宏
Practice of Pain Management   2(4) 220-229   Dec 2011
人工骨頭置換術前・後で膝部から下腿の遠隔部に痛みが長期持続した症例
道口 康二郎, 森本 陽介, 長谷川 隆史, 沖田 実
慢性疼痛   30(1) 91-96   Nov 2011
股関節疾患に認められる膝部などの遠隔部の痛みは股関節起源の関連痛の影響が大きいが、関節形成術後も遠隔部の痛みが残存する場合は関連痛とは考えにくい。今回、この典型例といえる人工骨頭置換術(Bipolar hip arthroplasty、BHA)前後で長期にわたり膝部から下腿に痛みを認め、リハビリテーションに難渋した症例を経験した。症例は41歳女性、両側大腿骨頭壊死のため右側、左側の順にBHAが施行された。右BHA術前より右膝部から下腿に痛みを認め、術後は経過とともに痛みの領域が膝部のみに縮...
骨格筋の基礎科学 骨格筋の変化からみた拘縮の病態と物理的刺激の影響
沖田 実, 坂本 淳哉, 中野 治郎, 近藤 康隆, 横山 真吾, 本田 祐一郎
日本整形外科学会雑誌   85(7) 420-425   Jul 2011
実験1:8週齢Wistar系雄ラットの両足関節を最大屈曲位でギプス固定し(不動群)、1、2、4週後に背屈可動域を測定した。無処置の対照群に比べ不動群は1週後21.5%、2週後31.4%、4週後53.8%の有意減少を認めた。ヒラメ筋の筋内膜のコラーゲンは対照群に比べタイプIは1週後107.0%、2週後128.8%、4週後229.9%、タイプIIIは1週後29.0%、2週後22.6%、4週後16.6%と有意に増加した。コラーゲン線維配列は対照群と不動1、2週後では筋線維長軸に対し縦走が多く、そ...
痛みと拘縮 骨格筋の変化からみた拘縮の病態
沖田 実, 中野 治郎, 坂本 淳哉, 横山 真吾, 近藤 康隆, 本田 祐一郎, 濱上 陽平
日本運動器疼痛研究会誌   2(1) 31-38   Jul 2010
基礎医学分野からのストレッチ効果の検証 ストレッチと拘縮改善
沖田 実
理学療法学   37(4) 253-254   Jun 2010
マスターの要点 計測学(第18回) 組織学的計測
中野 治郎, 沖田 実
理学療法   26(9) 1150-1158   Sep 2009
友利 幸之介, 中野 治郎, 沖田 実
理学療法ジャーナル   43(7) 599-606   Jul 2009
吉村 俊朗, 中野 治郎, 枡田 智子, 徳田 昌紘, 榊原 淳, 片岡 英樹, 沖田 実
福岡医学雑誌   100(5) 136-140   May 2009
2007年の長崎県カネミ油症検診者のうち160名(男56名・33〜86歳・中央値63歳、女104名・37〜85歳・中央値69歳)を対象に、骨密度の変化、骨吸収の指標となるI型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)と骨形成の指標となる骨型アルカリホスファターゼ(BAP)を測定し、油症検診者での骨密度と骨代謝の影響を検討した。カネミ油症検診者では男性検診者の7.1%、女性検診者の42.3%に骨粗鬆症が認められ、骨量減少群は男性検診者の16.1%、女性検診者の19.2%に認められた。しかし、カ...
ギプス固定後の再荷重によるラットヒラメ筋の筋線維損傷に対する温熱負荷の影響
坂野 裕洋, 沖田 実, 鈴木 重行, 井上 貴行, 吉田 奈央, 小林 由依, 高浪 美香, 林 綾子
理学療法学   36(2) 33-40   Apr 2009
【目的】本研究では、ラット後肢のギプス固定モデルを用いて、再荷重前の温熱負荷が再荷重による筋線維損傷に及ぼす影響を検討した。【方法】ラット43匹を対照群と両側足関節を4週間ギプス固定した後に再荷重を行う再荷重群、再荷重の2日前に温熱負荷を行う温熱群に分け、再荷重開始から0,1,3日目に採取したヒラメ筋を材料に、壊死線維の発生頻度、筋線維横断面積の分布状況、ならびに熱ショックタンパク質(Heat shock protein;以下、Hsp)70含有量を検索した。【結果】全ての検索時期で対照群に...
不動がラットヒラメ筋におけるタイプI・IIIコラーゲンmRNAの発現量におよぼす影響
友利 幸之介, 小砂 哲太郎, 古関 友美, 中野 治郎, 沖田 実
日本作業療法研究学会雑誌   12(1) 11-15   Mar 2009
本研究では、ラット足関節を4、6週間不動化した際のヒラメ筋内のタイプI・IIIコラーゲンmRNAの発現量を検討した。Wistar系雄性ラットを対照群と両側足関節を最大底屈位で4週もしくは6週間ギプス固定する不動群に分け、その後、足関節背屈角度を測定し、ヒラメ筋を組織学的・分子生物学的検索に供した。足関節背屈角度は対照群に比べ不動群は4、6週とも有意に低値で、拘縮の発生を認めた。また、不動群は4、6週とも筋周膜や筋内膜でコラーゲンの増生を認め、タイプIコラーゲンmRNAの発現量も対照群のそれ...
【理学療法探求Update】 温熱刺激による廃用性筋萎縮の進行抑制効果について 動物実験の結果から
片岡 英樹, 中野 治郎, 坂本 淳哉, 西川 正悟, 坂井 孝行, 近藤 康隆, 吉村 俊朗, 沖田 実
理学療法探求   11 15-21   Feb 2009
理学療法領域で求められる基礎医学的研究の目的は、(1)各種運動障害の病態や発生メカニズムの解明、(2)治療技術をシミュレーションした各種運動障害に対する効果検証、(3)理学療法に用いる各種刺激の生体に対する影響の再検討と期待できる効果を見出すことに集約でき、著者が所属する研究室でもこれらの目的を念頭において動物実験を中心とした基礎医学的研究を行っている。著者自身はこれまで上記の(3)に関連したテーマ、すなわち温熱療法の新たな効果としての廃用性筋萎縮の進行抑制効果や筋肥大効果について研究を進...
局所温熱処置によるラット筋肉内結合組織における紡錘形細胞の増加
田川 泰, 中野 治郎, 片岡 英樹, 西川 正悟, 坂本 淳哉, 坂井 孝行, 近藤 康隆, 安藤 絵美, 沖田 実
保健学研究   21(1) 23-28   Nov 2008
温熱療法は筋・関連拘縮の治療法として利用されている。この局所温熱効果は臨床的に有効と思われているが、その生理学と細胞生物学の解明は不明である。そこで、温熱に対する筋肉内結合組織の紡錘形細胞数の細胞動態をラット下肢で検討した。Wistar系ラットを通常飼育する対照群6匹と下肢骨格筋を加温する加温群6匹に分け、加温群は42℃に設定した温水浴により加温した。結果、加温群のヒラメ筋に分布する紡錘形細胞数は、対照群に比べ統計学的に有意な高値を示し、温熱処理による増加を確認した。結論として、局所加温に...
【慢性痛に対する理学療法を再考する】 大腿骨頸部骨折術後の痛みに対する理学療法
坂本 淳哉, 片岡 英樹, 西川 正悟, 山口 紗智, 伊藤 薫, 中野 治郎, 山下 潤一郎, 沖田 実
理学療法探求   10 13-18   Feb 2008
大腿骨頸部骨折術後は、日常生活活動の低下を可能な限り予防し、可及的早期に自宅復帰等を実現させることが望まれる。しかし、術後の理学療法においては股関節周囲や大腿部の痛みによりプログラムの進行が遅れることもしばしばであり、その対応に苦慮している。当院ではこのような痛みの原因の一つに筋の持続収縮が影響していると考え、振動刺激を利用した治療を取り入れている。その結果、効果が得られた症例と効果が得られなかった症例をこれまで経験し、後者の場合の痛みの原因については明らかにできていない。ただ、先行研究の...
【健康寿命とHealthy Aging】 健康寿命を介護予防施策はどう延ばすか
吉田 大輔, 中野 治郎, 沖田 実
Geriatric Medicine   46(1) 69-71   Jan 2008
理学療法学におけるアウトカム検証をめざして 理学療法学におけるエビデンス構築
古名 丈人, 沖田 実
理学療法学   34(8) 352-353   Dec 2007
【筋力増強】 筋力低下のメカニズム
沖田 実, 坂野 裕洋
理学療法   24(7) 905-913   Jul 2007
1.本稿では、臨床症例の筋力低下の原因の中でも頻度が高いと思われる不活動と加齢の影響を中心に筋力低下のメカニズムについて概説した。2.不活動による筋力低下は、遅筋線維優位の筋萎縮や、筋細胞数の減少に基づく筋容積の減少、さらには筋原線維の配列異常などによる筋節の機能崩壊がその原因と考えられ、筋萎縮の分子機構としてはユビキチン-プロテアソーム系がきわめて重要な役割を果している。3.一方、加齢による筋力低下はサルコペニアと呼ばれ、その原因は、運動単位数の減少、速筋線維優位の筋萎縮、筋細胞数の減少...
【筋力増強】 温熱刺激による筋力増強
中野 治郎, 沖田 実, 片岡 英樹, 坂本 淳哉
理学療法   24(7) 954-959   Jul 2007
1.近年の動物実験を中心とした研究成果により、温熱刺激が筋力増強に有効であることが明らかとなってきている。2.具体的な報告例としては、プレコンディショニングにおける温熱刺激の負荷によってラット骨格筋の廃用性筋萎縮の発生を軽減できることや、ラット骨格筋の廃用性筋萎縮の進行過程において温熱刺激を負荷するとそれが抑制されることなどが示されている。3.上記の効果には、温熱刺激によって筋細胞内に誘導される熱ショックタンパク質が関与しているとされている。4.現在、温熱刺激を運動療法に併用して用いる新た...
筋萎縮に対する熱刺激を利用した新たなトレーニング方法の提案 動物実験より
片岡 英樹, 中野 治郎, 坂本 淳哉, 沖田 実
理学療法学   34(4) 163-166   Jun 2007
不動によるラット骨格筋の廃用性筋萎縮に対する持続的伸張運動と間歇的伸張運動の影響
荒木 景子, 沖田 実, 吉田 大輔, 森 まどか, 福田 幸子, 中村 眞須美, 坂本 淳哉, 片岡 英樹, 中野 治郎
理学療法学   34(3) 88-94   Jun 2007
不動によるラット骨格筋の廃用性筋萎縮に対する持続的伸張運動と間歇的伸張運動の影響について検討した。方法はWistar系雄ラットを無処置の対照群、足関節を最大底屈位でギプス固定した不動群、固定期間中に持続伸張運動を行う群、間歇的伸張運動を行う群に分け、ギプス固定より2週後、更に4週後にラットのヒラメ筋、足底筋の組織学的検索を行った。その結果、1)ギプス固定2週後、4週後における両筋のすべての筋線維タイプの平均筋線維径は、対照群に比し固定3群で有意に低値であった。2)固定3群間ではギプス固定2...
入学前臨床現場見学の意義 「超早期病院見学研修」結果を踏まえて
山田 和政, 植松 光俊, 江西 一成, 大川 裕行, 下野 俊哉, 金井 章, 沖田 実, 川俣 幹雄, 坂野 裕洋, 梶原 史恵, 越智 亮, 竹田 徳則, 岡野 昭夫, 長谷川 龍一, 吉川 法生, 岩井 和子, 富山 直輝, 片山 妙恵, 林 浩之, 豊田 慎一
専門リハビリテーション   6 38-42   Mar 2007
2006年度リハビリテーション学部新入生95名を対象に、入学後3日目に病院見学研修を実施し、その効果を研修前後のアンケート調査より検討した。1)アンケートは70名(73.7%)より有効回答を得ることができ、うち見学経験群は44名、見学未経験群26名であった。2)研修前のセラピストのイメージに関連した8項目は、すべて見学経験群が見学未経験群と比べVASスコアが高く、「医療従事者の仕事」「療法士と患者との関連」「療法士の仕事」の項目では統計学的有意差を認めた。3)研修前後のセラピストのイメージ...
不動終了後のラットヒラメ筋に対する間歇的伸張運動が関節可動域と筋線維におよぼす影響
井上 貴行, 沖田 実, 高橋 裕司, 原田 裕司, 鈴木 重行
理学療法学   34(1) 7-11   Feb 2007
間歇的伸張運動の関節可動域制限や廃用性筋萎縮の回復促進について検討した。ラット30匹を対象とし、実験群25例とコンントロール群(C群)5例に分けた。更に、実験群は、ギプス固定(不動)のみの5例をI群、不動+通常生活1週間の5例と不動+通常生活2週間の5例をNS群、不動+通常生活+間歇的伸張運動1週間の5例と不動+通常生活+間歇的伸張運動2週間の5例をS群に細分した。実験群の足関節背屈角度はC群に比べて半減していたが、時間と共に回復し、S群はNS群より有意に高値を示した。ヒラメ筋の筋線維横断...
温熱負荷方法の違いがラットヒラメ筋の廃用性筋萎縮の進行抑制におよぼす影響 温水浴と電気熱プレートの比較
渡部 由香, 吉川 紗智, 片岡 英樹, 片岡 紀香, 坂本 淳哉, 中野 治郎, 沖田 実
理学療法学   33(7) 355-362   Dec 2006
ラットのヒラメ筋の廃用性筋萎縮の進行抑制に及ぼす温熱負荷方法の違いについて検討した。ラット22匹を対照群(4匹)と実験群(18匹、7日間の後肢懸垂(HS)により廃用性萎縮を惹起させた)に分け、実験群はさらに、(1)HSのみの群(HS群;6匹)、(2)HSの過程で温水浴による温熱負荷をかけた群(HS&Heat bath群;6匹)、(3)HSの過程で電気熱プレートによる温熱負荷群(HS&Heat-Plate群6匹)に分けた。その結果、ヒラメ筋の相対重量比、タイプI・IIの筋線維直径は、HS&H...
廃用性萎縮筋におけるタンパク分解酵素発現の持続的他動運動による抑制
折口 智樹, 沖田 実, 坂本 淳哉, 坂井 孝行, 中野 治郎, 吉村 俊朗, 川上 純, 江口 勝美
保健学研究   19(1) 7-11   Nov 2006
ラットにギプス固定して廃用性筋萎縮モデルを作成し、筋組織におけるマトリックスメタプロテアーゼ(MMPs)の発現と持続的他動運動(CPM)による分子生物学的効果について検討した。その結果、ラット廃用性筋萎縮モデルでは、筋組織において活性化されたGelatinase A(MMP-2)のbandおよびMMP-2 m-RNAの発現が認められ、これらMMPの発現はCPMを施行することで抑制されることが明らかとなった。
ラットヒラメ筋の廃用性筋萎縮に対する低温刺激の効果
吉川 紗智, 渡部 由香, 片岡 紀香, 片岡 英樹, 吉川 和代, 中野 治郎, 沖田 実
理学療法学   33(5) 272-278   Aug 2006
ラットヒラメ筋の廃用性筋萎縮に対する低温刺激の効果を検討した。実験1)低温刺激での下腿三頭筋の筋内温度変化。ラットの下腿に熱電対温度計を挿入し、水温10・20・30℃のプールに後肢全体を60分間浸漬して筋内温度を測定した。10℃では開始60分後に開始前34℃が12.4℃に低下し、終了60分後に26.5℃となり、20℃では開始60分後21.8℃、終了60分後32.4℃、30℃では開始60分後30.7℃、終了60分後29.0℃となった。実験2)廃用筋萎縮への低温刺激の影響。ラットを無処置の対照...
友利 幸之介, 小林 隆司, 沖田 実, 中野 治郎, 吉村 俊朗
作業療法   25(3) 230-238   Jun 2006
本研究では,脱神経筋に対する電気刺激の影響を筋萎縮と神経再生の両側面から検討した.ウィスター系雄性ラットを対照群と実験群に分け,実験群は坐骨神経を圧挫損傷させ,下腿三頭筋に電気刺激を実施する群(刺激群)と実施しない群(非刺激群)に分けた.刺激条件は周波数10Hz,電流4mAとし,2,4週目にヒラメ筋と坐骨神経を採取した.結果,筋線維直径は2,4週目とも刺激群が非刺激群より有意に高値を示した.有髄線維密度と軸索直径は,4週目になると両指標とも刺激群が非刺激群より有意に高値を示した.よって,脱...
沖田 実, 中野 治郎
理学療法ジャーナル   39(11) 1001-1008   Nov 2005
吉村 俊朗, 中野 治郎, 沖田 実, 菊池 康樹, 北村 喬, 石川 武彦, 長崎県カネミ油症研究班
福岡医学雑誌   96(5) 192-203   May 2005
1968年に発生したカネミ油症患者の血液を1986年から2002年の期間,調査し,血中のポリ塩化ビフェニル(PCBs),ポリ塩化クアターフェニール(PCQ),ポリ塩化ジベンゾダイオキシン(PCDDs),ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)濃度,ならびに血液血球成分,腎機能,電解質,尿に及ぼす影響を検討した.1041例の油症検診者から採血し,延べ5584検体を用いた.カネミ油症患者の血球数,・血液生化学,尿生化学に異常を認めないが,PCB,PCQs,PCDFsが造血作用,血清カリウム,血清リ...
【関節可動域障害の病態とその治療法を再考する】 関節可動域制限の病態とその治療法を再考する
沖田 実, 中野 治郎, 日比野 至
理学療法探求   7 1-7   Feb 2005
【関節可動域障害の病態とその治療法を再考する】 振動刺激を利用した関節可動域制限の治療法
中野 治郎, 沖田 実, 坂本 淳哉
理学療法探求   7 24-28   Feb 2005
運動器疾患の理学療法と基礎研究の融合・接点 組合組織の基礎研究の観点から
沖田 実
理学療法学   32(1) 26-28   Feb 2005
関節不動化がラット膝関節の靱帯におよぼす影響
吉田 大輔, 沖田 実, 坂本 淳哉, 中野 治郎, 加藤 克知
長崎理学療法   5 1-8   Feb 2005
ラット膝関節を4週間屈曲位で不動化し,膝関節週に存在する靱帯のコラーゲン線維の配列変化について走査電子顕微鏡を用いて検索を行った.Wistar系雄ラット4匹内にペントバルビタールナトリウムを投与し,麻酔を行った後,右側膝関節を約90°屈曲位とし,体幹下部から右後肢全体にわたってギブス包帯を巻き不動化した結果,4週間という短期間であってもコラーゲン線維に配列変化が生じ,組織の伸長性低下を招くと推測された.また,前十字靱帯のコラーゲン線維の配列変化が拘縮の要因となっている可能性が高いと考えられた
アジュバント関節炎ラットの後肢に対する高温,低温刺激の影響
中野 治郎, 沖田 実, 中居 和代, 片岡 英樹, 豊田 紀香, 友利 幸之介, 吉村 俊朗, 本村 政勝, 江口 勝美
理学療法学   31(7) 404-411   Dec 2004
アジュバント関節炎ラットの後肢に対する高温,低温刺激の影響について検討した.方法は,Lewis系雌ラットを生理食塩水投与の非関節炎群(15匹)と起炎剤投与のアジュバント関節炎(AA)群(16匹)に分け,両群を後肢に対する通常飼育群,42℃の高温刺激群,10℃の低温刺激群に分けて比較した.血清シアル酸値はAA群で非関節炎群に比し有意に高値で,AA群内では通常飼育群が有意に高値であった.距腿関節の炎症症状はAA群で非関節炎群に比し有意に高値で,軟骨の破壊度は高温刺激群で通常飼育群に比し有意に高...
温熱負荷によるラット骨格筋の廃用性筋萎縮の進行抑制効果について
片岡 英樹, 沖田 実, 中居 和代, 豊田 紀香, 吉川 紗智, 渡部 由香, 中野 治郎
理学療法学   31(6) 331-336   Oct 2004
ラット骨格筋の廃用性萎縮の進行過程で温熱負荷を行い,遅筋線維が約80%占めるヒラメ筋と速筋線維が約90%を占める長趾伸筋に対する影響を明らかにすることを目的とした.Control群5匹,温熱負荷をのみを行うHeat群5匹,後肢懸垂法(HS)のみのHS群5匹,HSの過程で温熱を負荷するHS& Heat群6匹を対象にした.下腿三頭筋の筋内温度は温熱負荷を開始して20分後には40℃に達し,それ以降は温熱負荷を終了するまで40-41℃に保たれていた.筋内のHsp70含有量を調べた結果,Heat群,...
持続的伸張運動と間歇的伸張運動が拘縮と筋線維におよぼす影響 関節固定法と後肢懸垂法を組み合わせたラットの実験モデルによる検討
西田 まどか, 沖田 実, 福田 幸子, 岡本 眞須美, 中野 治郎, 友利 幸之介, 吉村 俊朗
理学療法学   31(5) 304-311   Aug 2004
関節固定法と後肢懸垂法を組み合わせたラットの実験モデルを用いて,持続的伸張運動と間歇的伸張運動が拘縮と筋線維におよぼす影響を明らかにした.実験群は両側足関節を最大底屈位で固定した上で後肢懸垂法を2週間行った.また,実験群は固定のみの群(固定群),固定期間中に麻酔下で毎日30分間,ヒラメ筋に持続的伸張運動を実施する群(持続群),同様に間歇的伸張運動を実施する群(間歇群)に分けた.足関節背屈角度は持続群,間歇群が固定群より有意に高値を示したが,この2群のヒラメ筋には著しい筋線維損傷の発生を認め...
東 登志夫, 鶴崎 俊哉, 船瀬 広三, 沖田 実, 岩永 竜一郎, 野口 義夫
理学療法科学   19(2) 121-125   May 2004
健常成人9名(男性3名,女性6名,平均年齢21.3歳)を対象に,座位において肩関節を0°に固定し,骨盤および大腿部もベルトを用いて固定した.肘関節を屈曲30,60,90,120度の4条件に設定し,筋力測定装置により最大随意収縮時筋力を測定した.筋疲労の指標は表面筋電図の自己回帰パワースペクトル解析における周波数中央値を用いた.最大筋力が得られたのは90°であり,周波数中央値は時間経過とともに減少し,肘関節の屈曲角度が大きいほど減少度が大きくなった.以上から,最大筋力が得られる角度と疲労しに...
脳卒中片麻痺者の立位回転動作について
本多 歩美, 原田 直樹, 西本 加奈, 永田 光明子, 中居 和代, 本多 京子, 大木田 治夫, 沖田 実
長崎理学療法   4 27-29   Feb 2004
脳卒中片麻痺者23例(32〜81歳)を対象に,立位時の回転動作を評価し,歩行能力との関連性について検討した.歩行自立度の内訳は,屋内歩行が監視レベルにある例が10名,自立レベルである例が13名であり,62〜81歳の健常高齢者9名を対照群とした.,被験者に安静立位をとらせ,合図と同時に麻痺側,非麻痺側方向に360°回転させて,それぞれの所要時間と歩数を計測した.また,10mを最大速度で歩いた際の歩行速度を求めた.その結果,回転動作の所要時間・歩数は麻痺側回転,非麻痺側回転ともに監視群,自立群...
不動期間の延長に伴うラット足関節可動域の制限因子の変化 軟部組織(皮膚・筋)と関節構成体由来の制限因子について
岡本 眞須美, 沖田 実, 加須屋 茜, 中野 治郎, 鍬塚 幸子, 西田 まどか, 友利 幸之介, 吉村 俊朗
理学療法学   31(1) 36-42   Feb 2004
不動期間の延長に伴うラット足関節可動域(ROM)の制限因子の変化を検討した.方法は,Wistar系雄ラットを実験群と対照群に分け,実験群は両側足関節を最大底屈位で1,2,4,8,12週間ギプス固定した.各不動期間終了後にギプス除去直後,皮膚切開後,下腿三頭筋切除後の足関節背屈角度を測定し,ROM制限が皮膚切開と下腿三頭筋切除でどの程度改善するのか計測した.その結果,通常飼育の対照群の足関節背屈角度は160°と一定していたが,実験群では全不動期間を通じて対照群に比し有意に減少していた.皮膚切...
廃用性筋萎縮の予防としての温熱負荷の影響に関する研究
沖田 実, 中居 和代, 片岡 英樹, 豊田 紀香, 中野 治郎, 折口 智樹, 吉村 俊朗
理学療法学   31(1) 63-69   Feb 2004
廃用性筋萎縮の予防としての温熱負荷の影響に関する研究を行った.方法は,Wistar系雄ラットを温熱負荷のみのHeat群,後肢懸垂法(HS)のみのHS群,HSと温熱を負荷したHS&Heat群,HSと持続的筋伸長運動を負荷したHS&Stretch群,HSと温熱および持続的筋伸長運動を負荷したHS&Heat&Stretch群に分けて,筋湿重量とタイプI・II線維の筋線維径の変化,Heat shock protein 70(Hsp 70)の発現状況を検索した.その結果,相対重量比ならびにタイプI・...
友利 幸之介, 中野 治郎, 沖田 実, 中居 和代, 大久保 篤史, 吉村 俊朗
理学療法科学   19(1) 31-35   Feb 2004
後肢懸垂法によってマウスヒラメ筋に廃用性筋萎縮を惹起させ,その過程で間歇的伸張運動,ならびに持続的伸張運動を実施し,筋線維におよぼす影響を組織学的に比較検討した.間歇群,持続群の平均筋線維直径は懸垂群より有意に大きかったが,この2群間には有意差は認められなかった.よって,間歇的伸張運動,持続的伸張運動は,ともに廃用性筋萎縮の進行抑制に効果があることが示唆されたが,その効果には差はないと推察された
ラット足関節の固定期間の延長に伴う拘縮及び廃用性筋萎縮の進行について
鍬塚 幸子, 沖田 実, 西田 まどか, 中野 治郎, 岡本 眞須美, 吉村 俊朗
長崎理学療法   4 7-12   Feb 2004
Wistar系雄ラット50匹を用い,右側足関節を最大底屈位で1,2,4,8,12週間ギプス固定する群と対照群各25匹にふりわけ,ヒラメ筋の筋萎縮の進行状況を筋線維タイプ別に検討した.また,各固定期間における関節可動域制限の状況についても検索し,拘縮と筋萎縮の進行状況の違いについても検討した.その結果,拘縮は固定期間の延長に伴って進行したが,ヒラメ筋の廃用性筋萎縮は,タイプI・II線維とも固定2週間後までは進行するが,それ以降は固定期間を延長してもそれほど進行しなかった.拘縮の進行は固定期間...
ラット前脛骨筋に対する異なる周波数での経皮的電気刺激が筋線維肥大効果に及ぼす影響
中居 和代, 沖田 実, 豊田 紀香, 片岡 英樹, 岡本 眞須美, 中野 治郎, 友利 幸之介, 吉村 俊朗, 辻畑 光宏
長崎理学療法   4 18-23   Feb 2004
Wistar系雄ラット7匹を用い,その前脛骨筋に対して,10Hz,50Hzの異なる周波数で経皮的電気刺激を行い,その筋線維肥大効果を筋内深度別,筋線維タイプ別に比較検討した.ラットは無作為に2群に分け,各々の周波数で1日30分,延べ2週間刺激した.連続横断切片をATPase染色した結果,浅層はタイプIIb線維だけで,深層は全てのタイプが混在していた.どちらの周波数で刺激しても,浅層部,深層部ともに筋線維タイプ変換はなかった.浅層,深層タイプIIb線維,および深層だけに存在するタイプIIa線...
関節不動化,ならびに持続的他動運動がラット距腿関節の関節軟骨に及ぼす影響
坂本 淳哉, 神谷 聖佳, 荒木 景子, 吉田 大輔, 加藤 克知, 沖田 実
理学療法探求   6 20-25   Jan 2004
関節不動化がラット距腿関節の関節軟骨に及ぼす影響,及び関節不動化による関節軟骨の変化に対する持続的他動運動(CPM)の影響の2点を組織学的に明らかにした.8週齢のWistar系雄ラットを,対照群(CON群),ギプス固定群(I群),ギプス固定の過程でCPMを施行する群(CPM群)に無作為に分けた.I群には関節軟骨表層における扁平化した細胞の出現とその集積,軟骨・骨移行部の境界線の複雑化,軟骨下骨層から石灰化軟骨層への血管様構造の出現といった組織学的変化を観察したが,CON群やCPM群にはこれ...
【理学療法と基礎医学の接点】 結合組織の構造・機能の研究と理学療法
沖田 実, 中野 治郎
理学療法   20(7) 719-725   Jul 2003
結合組織由来の機能障害である拘縮の病態には,骨格筋内の結合組織,即ち筋膜の変化が関連している.筋膜はコラーゲン線維が網目状に走行した形態をなし,コラーゲン線維の十分な滑走性によってその伸長性が確保されている.これまでの研究成果では,ラットヒラメ筋を弛緩位で4週間以上不動化すると,筋内膜コラーゲン線維網の形態が変化することが明らかとなっており,これはコラーゲン線維の滑走性の減少に起因した変化であると推測される.又,この形態変化は関節可動域制限が著明となる時期より認められることから,拘縮の進行...
【関節可動域制限の理学療法エビデンス】 関節可動域制限の病態生理
沖田 実
理学療法   20(6) 603-611   Jun 2003
吉村 俊朗, 沖田 実, 中野 治郎, 白石 裕一, 岩永 洋, 友利 幸之介, 岡本 眞須美
福岡医学雑誌   94(5) 97-102   May 2003
カネミ油症検診者の血中PCBs濃度・PCQs濃度と血清クレアチンキナーゼ(CK),血清アルドラーゼ値との関係を検討した.1995〜2001年までの油症検診者延べ688名の血清CK値および2000年,2001年の油症検診者193名の血清アルドラーゼ値を対象とし,男女別に血清CK正常群および上昇群,血清アルドラーゼ正常群および低下群に分けて調査した.血清CK値は107名(15.1%)に上昇を認め,血清CK上昇群では男女ともに血中PCBs濃度は有意に上昇していたが,PCQs濃度に有意差を認めなか...
アジュバント関節炎ラットに対する他動的伸張運動が骨格筋に及ぼす影響
中野 治郎, 沖田 実, 大久保 篤史, 友利 幸之介, 吉村 俊朗, 本村 政勝, 江口 勝美
長崎理学療法   3 13-18   Feb 2003
アジュバント関節炎ラットを用いて,他動的伸張運動による骨格筋への影響を組織学的に検討した.その結果,ヒラメ筋,長趾伸筋に筋線維壊死の増加がみられたが,アジュバント関節炎を惹起させないラットではこれらの所見はみられなかった.以上より,アジュバント関節炎ラットの骨格筋は,正常筋に対しては悪影響を与えない程度の他動的伸張運動によっても,壊死線維の出現が助長する危険性があると考えられた
脳血管障害患者におけるステップ肢位での重心の移動・保持能力と歩行能力との関連性について
早田 康一, 西本 加奈, 沖田 実, 武藤 晶子, 大木田 治夫
長崎理学療法   3 19-23   Feb 2003
脳血管障害(CVD)患者21名を,屋外歩行が自立した10名(自立群)と,屋内歩行が監視レベルにある11名(監視群)に分け,重心動揺計で測定したステップ肢位による最大移動距離と最大振幅,外周面積を比較検討した.その結果,最大移動距離は両群間に有意差はみられなかったが,最大振幅と外周面積は監視群の方が有意に高値を示した.以上より,CVD患者においては,重心移動能力よりむしろ重心を移動した際の保持能力が歩行能力に関連していることが示唆された
ラットの正常筋ならびに廃用性萎縮筋に対する下り坂走行の影響
片岡 英樹, 豊田 紀香, 沖田 実, 中野 治郎, 田崎 洋光, 吉村 俊朗
長崎理学療法   3 24-29   Feb 2003
Wistar系雄ラット39匹を対照群(C群:20匹)と後肢懸垂群(HS群:19匹)に分け,更に,各々の群を遠心性収縮要素が多い下り坂走行を行った運動群(C群17匹,HS群15匹)と非運動群(C群3匹,HS群4匹)に分け,運動後のヒラメ筋の筋線維及び筋内血管の経時的変化を検討した.その結果,HS群はC群に比べ著しい筋線維径の縮小がみられた.両群ともに運動による明白な筋線維損傷は認められなかったが,HS群では運動後2時間で静脈の内腔面積拡大と血管内皮細胞内の一酸化窒素合成酵素の増加がみられた....
理学療法の効果の検証 関節可動域制限の病態に対して
小林 邦彦, 中山 彰一, 乾 公美, 濱田 茂治, 沖田 実, 武村 啓住, 伊橋 光二, 菅原 憲一, 増本 正太郎, 林 典雄
理学療法学   29(8) 344-350   Dec 2002
骨盤前後傾の動きの評価に関する基礎的検討
真島 京子, 原田 直樹, 津本 真美, 中居 和代, 本多 歩美, 大木田 治夫, 沖田 実
長崎理学療法   2 20-22   Mar 2002
健常成人19名を対象に,各被検者には,股・股関節90度屈曲位,足底部全体を床面に接地させた楽な姿勢での端座位をとらせ,左側の上前腸骨棘(ASIS)と大転子を結んだ線と大転子を通る水平線とのなす角を安静位骨盤傾斜角とし,これを水平器を付けた角度計にて測定した.また,他動・自動運動における最大前傾位,最大後傾位の骨盤傾斜角も同様に測定した.この測定を1日以上の間隔をあけ計3回行った結果,各々の骨盤傾斜角はすべて3回の測定回数間に有意差は認められなかった.したがって,今回の測定で得られたデータは...

Books etc

 
Physical Agents Second edition
2009   
Electrophysical Agents
2008   

Conference Activities & Talks

 
Mechanism of plastic change of skeletal muscle (atrophy, contracture, pain) due to immobilization [Invited]
OKITA Minoru
13 Jun 2019   

Research Grants & Projects

 
-