2013年9月
幼児の就寝時刻の規則性に影響する要因―生活習慣,養育態度,養育行動,知識との関連―
小児保健研究
- ,
- 巻
- 72
- 号
- 5
- 開始ページ
- 706
- 終了ページ
- 712
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (公社)日本小児保健協会
本研究の目的は、幼児の就寝時刻の規則性に影響する要因を明らかにし、養育者への育児支援に役立てることである。A県内B幼稚園に通園する3〜6歳児をもつ養育者164名を対象に調査を行った。結果、就寝時刻が一定の幼児は125名(76.2%)みられた。さらに、多変量ロジスティック回帰分析により、就寝時刻の規則性は、起床時刻が一定であること、毎日朝食を摂取すること、夕食時刻が一定であること、養育者の就寝時刻が一定であること、権威的・権威主義的養育態度で説明された。幼児の就寝時刻を規則的にするためには幼児の生活習慣全体を規則正しくし、養育者の睡眠習慣を整え、睡眠に対する統制的なしつけを行う必要があることが示唆された。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0037-4113
- 医中誌Web ID : 2014074068
- J-Global ID : 201402292550984302
- CiNii Articles ID : 10031201916
- CiNii Books ID : AN00116330
- identifiers.cinii_nr_id : 1000090249342