2003年
Effects of dietary black sea cucumber on serum and liver lipid concentrations in rats.
Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science
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- 巻
- 56
- 号
- 3
- 開始ページ
- 175
- 終了ページ
- 179
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4327/jsnfs.56.175
- 出版者・発行元
- Japan Society of Nutrition and Food Science
一般に食用とされていないクロナマコの有効利用を図ることを目的として, クロナマコ摂取がラットの脂質代謝に及ぼす影響を検討した。生のクロナマコの可食部をフードカッターで粉砕し, 凍結乾燥後粉末状にしたものを試料としてラットの餌を調製した。タンパク質レベルを20%とし, クロナマコを用いた食餌ではタンパク質源としてカゼインとクロナマコを窒素含量で3:1の割合にした。対照として, タンパク質源にカゼインのみを用いたコントロール群を設けた。コレステロール (Chol) を0.2%添加したこれら飼料をSD系雄ラットに4週間自由摂食させた。クロナマコは血清および肝臓Chol濃度をコントロール群より有意に低下させ, HDL-Chol/総Chol比を上昇させた。クロナマコ摂取ラットで糞中への中性および酸性ステロイド排泄は促進した。これらの結果より, クロナマコは糞中へのステロイド排泄促進によりChol低下作用を発現することが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4327/jsnfs.56.175
- ISSN : 0287-3516
- ISSN : 1883-2849
- CiNii Articles ID : 10011250607
- CiNii Books ID : AN00311992