平成29年に改訂された小学校学習指導要領を基に現場でどのような実践をすればよいかをいち早く解説したものである。担当した第2章では、学習指導要領が目指す新しい国語科の授業というテーマで、特に知識及び技能の指導事項のうち(1)言葉の特徴や使い方に関する事項として挙げられた①言葉の働き、②話し言葉と書き言葉、③漢字、④語彙、⑤文や文章、⑥言葉遣い、⑦表現の技法、⑧音読・朗読のそれぞれの項目について学習指導要領が目指すもの、授業づくりの上でポイントとなるものを挙げた。第3章は、現職教員との共同執筆で、第2章のそれぞれの項目に対しての具体的な授業提案をた。構成としては、ねらいと指導のポイント、授業展開例、今後の見通しについて綿密な検討を経て作成した。