1999年3月
「葛生栄二郎著『自由社会の自然法論』」
- 作品分類
- その他
- 発表場所
- 『ノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所年報』
書評
古代ギリシャから現代のリベラリズム及び共同体論に至るまでの法思想を辿りつつ、「開かれた自然法論」という新しい試みを提示した力作の論点を整理し、検討した書評である。と同時に、その不可知論的な自然法論が真に「開かれた」ものと言えるかということ、またトマス・アクィナスの解釈についての意見も付記した。
古代ギリシャから現代のリベラリズム及び共同体論に至るまでの法思想を辿りつつ、「開かれた自然法論」という新しい試みを提示した力作の論点を整理し、検討した書評である。と同時に、その不可知論的な自然法論が真に「開かれた」ものと言えるかということ、またトマス・アクィナスの解釈についての意見も付記した。