2000年
成人看護学実習における「リラクセーション技法」の試み学生が得られたリラックス反応と学びの分析
新潟県立看護短期大学紀要
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- 巻
- 6
- 号
- 開始ページ
- 3
- 終了ページ
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟県立看護大学
この研究の目的は,看護学科2年生の必修科目の成人看護学実習において実施した,「リラクセーション技法」の授業に関する記述である.授業の内容は,漸進的筋弛緩法,自律訓練法,音楽療法,アロマテラピーの4つのリラクセーションを理解し,体験するものであった.この授業において,得られた学生のリラックス反応と,学生の学びは以下のとおりであった.1.特に,音楽療法,漸進的筋弛緩法によりリラクセーション効果を得ることができた.2.「緊張-不安(T-A)」,「抑うつ-落ち込み(D)」などのPOMSの気分尺度得点に有意な変化が認められた.3.アロマテラピーは香りの好みがリラックス反応に影響していた.4.ほとんどの学生はリラックスの効果を体験でき,リラクセーション技法に関心をもつことができた.5.学生の多くは臨床場面における看護介入の可能性や心理的側面からの援助について深く考えることができた.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1342-8454
- CiNii Articles ID : 110007525111
- CiNii Books ID : AN10556238