2008年1月
更級日記の橋の記述をめぐって─断橋の風景─
『学苑』 日本文学紀要
- 巻
- 807
- 号
- 807号
- 開始ページ
- 47
- 終了ページ
- 58
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 昭和女子大学近代文化研究所
更級日記に描かれた橋や渡り、特に上京の旅の記にみえる浜名の橋、八橋、瀬田の橋の描写について、和歌における歌枕表現と比較しながら、それらの橋が全て断たれているという特異な状況にあることを確認した。そのうえで、こうした「断橋」という風景が作者晩年の極楽往生を願う意識とどう関わるかを、阿弥陀浄土信仰の一形態である来迎図や来迎会などにおける橋の役割と照らし合わせて検討した。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1348-0103
- CiNii Articles ID : 110007054758
- CiNii Books ID : AN00038441