論文

1988年1月

源氏物語東屋巻の浮島をめぐって

『学苑』 日本文学紀要
  • 元吉 進

577号
開始ページ
73
終了ページ
84
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
昭和女子大学近代文化研究所

源氏物語には常陸の国の地名が散見する。浮島という地名について、宇治十帖を中心に検討することでそれが常陸の国の地名であることを推測し、常陸の国に対する紫式部の思いや、その土地に関する知識の情報源を探った。紫式部にとって浮島は単なる歌枕ではなく、確かな情報源に依った知識に基づく土地であり地名なのであって、宇治十帖の浮島の風景描写は現実性を帯びたものであることを論じた。

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CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40000438888
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http://id.ndl.go.jp/bib/2857484
ID情報
  • ISSN : 0433-1052
  • CiNii Articles ID : 40000438888
  • CiNii Books ID : AN00038441

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