MISC

2004年

調理における呈味成分の食材への拡散、序論ー二元収着拡散染色理論の適用ー

日本海水学会誌
  • 小見山二郎、橋場浩子、牛腸ヒロミ、仲西正

58、(4)、404-412
58
開始ページ
404
終了ページ
412

調理において食塩をはじめとする呈味成分の食材中への拡散は煮炊きによる調理の基本的な過程として重要であるにもかかわらず、定量的な解明はほとんどされていない。本研究では理論解析の手段として二元収着拡散染色理論を用いて、塩化ナトリウムの大根中への拡散挙動を解析したところ、今まで説明できなかったFickの拡散係数の濃度依存性を明らかにできた。

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