2009年3月16日
二上山と大津皇子の「移葬」
『万葉古代学研究所年報』奈良県立万葉古代学研究所
- 巻
- 号
- 7
- 開始ページ
- 47
- 終了ページ
- 62
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所
二上山の風土的特色を踏まえて、大津皇子の屍を二上山に「移葬」したという、万葉集巻2の伝えについて、その時期・目的を考察した論文である。関係記事の分析から、二上山が即位礼にかかわる「天つ水」(中臣寿詞)ゆかりの山であること、またそうした山への「移葬」は大津を皇太子草壁皇子に並ぶ「日の皇子」として遇した、王権の側からの慰霊であり、その時期は持統3年3月頃とみられ、そこには草壁の病気回復も庶幾されていたことを論述したもの。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40016608139
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11823746
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/10249635
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 40016608139
- CiNii Books ID : AA11823746