1994年5月
1930年代の子供服のネックラインと衿のー考察
日本服飾学会誌
- 巻
- 号
- 第13号
- 開始ページ
- 138
- 終了ページ
- 145
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
1920年代に引き続き、1930年代のネックラインと衿を考察した。この年代は子供服にも様々な服種が現れ、ネックラインと衿もそれらを踏まえた上での形態であったと言え、活動性、機能性、ファッション性のバランスのとれたものであった。また、重ね着スタイルが多くみられたのもこの年代の特徴であった。直線と直線、直線と曲線の組み合わせのネックライン、衿付きと衿なしの組み合わせなどで様々な表情を出し、衣服全体として一つの調和に至っていた。